喜多川泰さんの本はいつも心に響く🔥
またまた良書を紹介していきます。
あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 15P引用
この言葉から主人公の行動が少しずつ変わっていくストーリー性に引き込まれました。
まず、簡潔に本の概要と著者について触れておきます。
喜多川 泰さん
多くの自己啓発書を書いている著名な作家さんです。
その作品は、心温まるストーリーと深い洞察が特徴で、多くの人に愛されていて、「手紙屋」もその一環として、多くの読者に影響を与えています。
私が以前読んで記事にまとめた「上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え」では人として生きていく上での幸せについて新たな視点を頂き、とても勉強になった一冊です。
下記、参考にリンクを貼っておきます。
概要
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ は、人生の困難や変化に直面している人たちが、匿名の「手紙屋」と手紙のやり取りをすることで、自分自身を見つめ直し、成長していく物語です。
手紙は十通やり取りし、一通一通のやりとりで主人公が成長していく様子に共感を持てる人も多いはずです!
ポイントは「自己探求」「成長」そして「他者とのつながり」です。
ストーリーを通じて、読者は主人公と自分を重ね、自分自身と向き合い、自己肯定感を高め、未来に向かって一歩踏み出す勇気を得ることができます。
この本を読むことで前向きな変化を促し、人生をより豊かにするための一歩を後押してくれることでしょう💡
手紙一通目:自己探求の始まり
あらすじ
さて、最初のこの本のタイトルにもなっている「手紙屋」についてです。
主人公が人生に行き詰まりを感じているとき、偶然「手紙屋」の広告を見つけます。
彼は興味を持ち、手紙屋に手紙を書き始めます。
最初の手紙では、自分が抱える問題や悩みを正直に書き綴るところからスタートします。
押さえるべきポイント
- 商売の根本「物々交換」
- 自己探求の重要性
解釈と学び
・欲しいものを手に入れる最も根源的な方法は「物々交換」である
お金以外にも自分の支払える対価を見出し、価値を上げて沢山の人に気付いてもらうことができれば、より素晴らしい人生となるでしょう
・自己探求は、自己成長の第一歩です。
自分の悩みや問題を正直に見つめることから始めることで、解決への道が開けます。
この手紙を通じて、皆さんも自分自身と向き合う勇気を持つことの重要性を気付かされると思います📮
手紙二通目:自分の価値の再発見
あらすじ
手紙屋は、主人公に自分の価値を見つけるための質問を投げかけます。
主人公は、自己価値について深く考え、自分の強みや長所を再認識します。
押さえるべきポイント
- 自己価値の認識と、自分と相手の強み長所の発見
- 相手を理解して「称号」を与える
解釈と学び
自分の価値を認識することは、自己肯定感を高める重要なステップです。
手紙屋の質問を通じて、皆さんも自分の強みや長所を見つけ出し、自信を持つことができるようになるはずです。
また、相手の強みも理解してあなたがその力を引き出してあげられるようになると、更にステップアップできます!
『相手を変えることはできない』
『すべての人にあらゆる性格が備わっている』
このことがわかれば、あと必要なのは、あなたが持っている性格の中で欲しいものを引き出してあげる存在になることなのです。
そして、相手の性格を引き出してあげる方法が、称号を与えるということなのです。
人は、与えられた『称号』どおりの人間になろうとするからです。
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 52P引用
相手が貰って嬉しい称号を与えられるような、人格者になることができれば、巡り巡ってあなたも相手から良い称号を貰えるようになるでしょう📮
手紙三通目:夢の見つけ方
あらすじ
次の手紙では、手紙屋が夢の見つけ方についてアドバイスを送ります。
主人公は、自分の夢や目標について考え、それを具体的にするためのステップを踏み出します。
手紙屋の記した内容で、私のようなブラック企業社畜の心にグサッと刺さる内容があったのでメモしておきます。
あなたが寝る間も惜しんで働いて会社のために貢献したとしても、あなたの目から見て手を抜いたり外回りに行くと言って出ていっては車の中で寝ていたり、陰で上司の悪口ばかりを言っていたりする社員と全く同じ金額を貰うのです。多くの人は給料を”自分に対する評価”だと思っていますから、それを数年続けられるとどうなっていくかというと「自分も手を抜いたほうが得だ…」と考えるようになってしまうんです。
こうなってしまうと、給料をもらえるのが当然の権利だと声高に主張したところで、他の人の力を当てにして生きている事実は変えようもないわけです。
そういう過ごし方をして給与をもらうのは当然の権利だと考えるようになってしまうのです。
何年も何年も努力をしているのに評価されないと思い始めると、ついつい自分は損をしていると、考えてしまうようになるんです。
『平時はあなたの頑張りで他の社員の分まで給料を稼ぎ出す』不公平どころか、これほどカッコいい生き方はないと思うんです。
大切なのは自分の人生は自分で作っていくという強さを常に持ち続けることです。『天は自ら助くるものを助く』いつの世でも同じです。
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 66~69P一部引用
何年も何年も努力しても評価されない = 対価として給与も上がらない
気持ちわかる…共感できる内容だなと思うと同時に、もっとポジティブにカッコいい生き方をしていかないと損だな!と思える内容でした📖
押さえるべきポイント
- 夢の具体化と目標設定
- 自分の人生は自分で切り開く
解釈と学び
夢を持つことは、人生を豊かにし、モチベーションを高める大切な要素です。
手紙屋のアドバイスを通じて、皆さんは自分の夢を具体的に考え、それを実現するための計画を立てる方法を学びます。
手紙四通目:行動する勇気
あらすじ
手紙屋は、夢を実現するためには行動が必要だと主人公に伝えます。
主人公は、ピンチはチャンスの精神で恐れを克服し、第一歩を踏み出すための勇気を持ちます。
押さえるべきポイント
- 行動力の必要性
- ピンチをチャンスと思えるマインドセット
解釈と学び
行動する勇気を持つことは、夢を実現するために欠かせない要素です。
この手紙を通じて、ピンチをチャンスに変えて、具体的な行動を起こすことの重要性を学びます。
『人生は思いどおりにいく』多くの成功者が座右の銘にする言葉です。
『人生は思いどおりにいかない』夢を実現できなかった、もっと多くの人たちが感じる人生の教訓です。
前者は「当然」であり、後者は「ラッキー」でしかないのです。
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 85P一部引用
成功者にとってラッキーもアンラッキーもありません。
全ては自らを成長させる糧と捉えるところから考え方に大きな違いがあります
また、手紙屋は頭の中に『天秤』を用意することをすすめています
天秤の片方には、あなたの手に入れたいものを載せて、もう一方のそれと釣り合うものを考えて行動するのです
成功、夢と釣り合うものを天秤にかけてきたから、成功者にとって「人生は思いどおりにいく」のです
「手紙屋」は、手紙を通じて自己探求や成長を促す物語です。最初の五通の手紙では、自己探求の始まり、自分の価値の再発見、夢の見つけ方、そして行動する勇気について学ぶことができます。皆さんも主人公と共に成長し、前向きな変化を遂げることができるでしょう。
手紙五通目:失敗との向き合い方
あらすじ
さて、5通目の手紙では、手紙屋さんが失敗について話してくれます。
失敗は誰にでもあることで、それをどう受け止めて学びに変えるかが大切だということです。
主人公は過去の失敗を振り返り、それを前向きに捉えるようになります。
押さえるべきポイント
- 失敗から学ぶことの重要性
- 多くの人から必要とされること
解釈と学び
・法人も個人も「人」であり、その特性は似ている。
それをなぞって、主人公の就職活動は「大好きになれる人探し」と比喩しています。好きな人は知名度や財力で選ばず、性格で選ぶ人が多いハズ!法人も同じです
法人も人だからこそ、多くの人から長期間必要とされ続けることが重要📝
・失敗は怖いものではなく、成長の一部なのです。
みなさんも、失敗を受け入れ、それを糧にして前に進む力を持ちましょう。
この手紙を通じて、失敗をどう乗り越えるか学ぶことができます。
手紙六通目:信じる力
あらすじ
次に、手紙屋さんが教えてくれるのは「信じる力」についてです。
自分を信じること、他人を信じることの重要性を語っています。
主人公はこれを理解し、信じることの大切さを実感します。
押さえるべきポイント
- 自分を信じることの価値
- 他人を信じることの力
解釈と学び
信じる力は、困難を乗り越える大きなエネルギーになります。
みなさんも、自分自身や周りの人を信じることで、もっと強く、前向きになれます。
まず、信じることはできます。信頼されることは、相手を信じることから始めなくてはいけません。
この手紙から、その大切さを学びましょう。
手紙七通目:目の前にあるものに全力を注ぐ
あらすじ
7通目の手紙では、手紙屋さんが人とのつながりについて話します。「急がば回れ」最短ルートをとりたくなるのが人生ですが、具体的な手段に惑わされず、夢に向かって今日を生きていきましょう
夢の実現には、他人との関係がどれほど大切かを教えてくれます。
主人公は、周囲の人々との関係を見直し、さらに深めます。
押さえるべきポイント
- 他者とのつながりの重要性
- 目の前にあるものに全力を注いで生きること
- 人生の目標を持ったとき、人生が始まる
解釈と学び
人生という大海原に漕ぎ出すときに、その船が誰のものであるか、自分が船長か船員か、船は大きいか小さいかなんて実はどうでもいい。
大事なのは、その船が何を目的として航海をするか、だ。
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 149P一部引用
他人とのつながりは、私たちの人生を豊かにし、支えてくれるものです。
一人でも多くの人から必要とされるのを目標に行動することで、多くの人から信頼され、その対価を頂くことができるでしょう
みなさんも、この手紙を通じて、周囲の人との関係を大切にし、良好なコミュニケーションを心がけましょう。
手紙八通目:内なる声を聴く
あらすじ
次の手紙では、内なる声を聴くことの大切さについて教えてくれます。
主人公は、ビジネスはただのお金儲けではないこと。自分の本当の気持ちや願望に耳を傾けることを学びます。
ただし、ビジネスとは多くの人から必要とされることで、たくさんの報酬をもらえる人になることは、成功の結果であることを理解します。
ビジネスは、世界を変える力があります!
押さえるべきポイント
- 内なる声の重要性
- 自己内省の方法
- 大きな夢を持つ = 大きな壁を乗り越える (天秤の考え方)
解釈と学び
自分の内なる声を聴くことは、自分自身を理解し、正しい方向に進むために必要です。
みなさんも、この手紙を通じて、自己内省の大切さを学びましょう。
手紙九通目:自分磨きの習慣化
あらすじ
次に、手紙屋さんは自己受容と自己成長について語ります。
自分の欠点や弱点を受け入れることで、より強くなれる方法を教えてくれます。
自分磨きを習慣化し、常に動き続けることを重要視します。
自分磨きについてはスティーブンコヴィー先生の「7つの習慣」が有名ですよね。
過去記事を貼っておくので、是非参考にしてください。
押さえるべきポイント
- 自己受容・自己成長の重要性
- 行動の習慣化
解釈と学び
慣性の法則:『止まっているものは止まり続けようとする。動いているものは動き続けようとする』
人も同じで、自分磨きもはじめの一歩が大変ですが、一度動き出したら成功の確率は一気に上がります
また、自分を受け入れることは、自己成長と幸福感を高めるために欠かせません。
みなさんも、この手紙を通じて、行動し続けることと自分を大切にすることの重要性を学びましょう。
手紙十通目:未来への一歩
あらすじ
最後の手紙では、未来への一歩を踏み出す方法について教えてくれます。
主人公は、過去の手紙から学んだことを活かし、新しい一歩を踏み出します。
押さえるべきポイント
- 未来へのステップ
- 過去の学びを活かす方法
解釈と学び
夢を叶えることができなかった人たちがその理由を自己分析するとかならずこういう答えが返ってきます。『私には才能がなかった』
一方で、夢を叶えることができた人たちがその理由を質問されると『どうしてもやりたいことを、情熱を持って続けてきただけです』
夢を叶えることができなかった人たちが「才能がなかった」ならば、夢を叶えた人たちは「私には才能があった」といっても良さそうなものですが、成功した人でそれを口にした人は誰一人としていないのです。
ここに成功する人と、成功できない人の考え方の違いがあります。
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 188P一部引用
何をやれば成功できるかではなく、何をやりたいか?が重要だということがわかります。
また、失敗した人は「才能」を理由に上げますが、成功した人は「情熱」を理由に上げます。夢を叶えるために才能が必須なわけではなく、ただそれを叶えたいという情熱が重要なのです!
その情熱を持って『行動』しましょう!
まとめ
全体の振り返り
「手紙屋」は、手紙を通じて自己探求や成長を促す物語です。
手紙一通一通が、主人公の成長とともに、みなさんに多くの気づきと学びを与えてくれます。
メッセージ
手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ は、自己探求、成長、他者とのつながり、そして未来に向かって一歩を踏み出す勇気と気づきを与えてくれるとても良い本です📗
みなさんは、この物語を通じて、自分自身と向き合い、前向きな変化を遂げることができると思いますよ!…という感じで最後まで読んで頂いた方に私から『称号』を与えちゃいます
情熱を持って行動し、夢を叶えましょう!
以上、お疲れ様でした☆
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