業界への影響力を5つの視点(新規参入者、売り手、買い手、業界内競争、代替品)からみたときに、
✅業界の『脅威(きょうい)』となる要因の大きさ = 利益を圧迫する力
それぞれの力の大きさを分析し、
業界内の収益性を理解することで、問題点と改善点を抽出して
戦略的立案に役立てることの出来るフレームワークです
儲かりやすいか? 儲かりにくいか? ・・・収益性を分析できる💡
『新規参入者の脅威』 ポイント
✅参入障壁の高さ
参入障壁が高いと新規参入の脅威は小さくなり
逆に参入障壁が低いと新規参入の脅威は大きくなる
□ 多額の投資が必要か?
□ 政治介入・法律・条例など規制や制限があるか?
□ 既存企業のブランド力は強いか?
など、新規参入の脅威として見るべきポイントです。
新規参入の脅威が強いと、競争が激化して儲からなくなります!(収益性が下がる)
『売り手の交渉力』 ポイント
✅部品や原材料の納入業者との力関係
売り手が特殊な技術ノウハウを活かした寡占業界を構築していると、売り手の交渉力は大きい
逆に、多くの売り手先が切磋琢磨していると売り手の交渉力は小さくなる(競争原理が働く)
□ 売り手の商品・サービスの重要度は?
□ 売り手先は多種多様か?
□ 売り手が独占的な寡占業界でないか?
売り手の交渉力が強いと、購入単価が高くなり、業界内の収益性が低下する
『買い手の交渉力』 ポイント
✅顧客との力関係
買い手が寡占業界だったり、購入先を数多の中から選べる場合だと買い手の交渉力は大きい
買い手があなたの商品しか買えない場合だと、買い手の交渉力は小さい
□ 買い手が寡占業界か?
□ 情報量が多い業界・商品か?
□ たくさんの購入先が存在する?
買い手の交渉力が強いと、値引きを要求され、収益性が低下する
『業界内の競争』 ポイント
✅業界内の敵対関係の強さ
業界内が同質化しており、競合も多く、低成長の市場では業界内の競争力は大きい
業界が差別化され、独自性のある個々の企業が占有している場合、業界内の競争力は小さい
□ 成長性のある業界か?
□ 同業者が多い業界か?
□ それぞれ差別化されている業界か?
業界内の競争が激しいと、値下げ競争に発展し、収益性が低下する!
『代替品の脅威』 ポイント
✅業界の常識を変えるような代替品
代替品については、分析によって脅威を特定するのが難しい。
様々な意見を取り入れて可能性の検証が必要🔍
年々変化が激しく、代替品により既存の商品・サービスが大きく変化する場合を脅威が大きい
歴史的で変化の少ないものに関しては脅威が小さいとする
□ 代替品により、既存商品が安価になるか?
□ 新技術によって、既存商品が陳腐化する??
□ 異業種の参入により、全く別の市場となる可能性がある??
代替品の脅威が強いと、既存商品の市場が脅かされ、収益性が低下する可能性がある!
例) 5つの力分析(5force・ファイブフォース分析)を実践してみた
最後に、変化の激しいとされるアパレル業界について
5つの力分析を使って、くろサラ的にまとめてみました📝
アパレル業界のEC拡大につて
✅ アパレル市場全体は昨年並の低成長だが、アパレルEC市場は昨対110%以上の伸び率
特にユニクロが2位を大きく離して規模を拡大している👖
✅ アパレルのEC化率は21.2%(経済産業省2022.8月EC市場統計データ)
今後も拡大が予測される市場👖
アパレルEC業界 の 5つの力分析(5force・ファイブフォース分析)
アパレルのEC業界について、5つの力分析をまとめてみました📝
✅ポイントは、既存の大手ECモールの存在で、
モール内競争が激化していることと
価格競争を避けたブランディング構築によるD2Cブランドの拡大だと思います
これにより、お客様は様々な選択肢から商品を選ぶことができる状態です。
分析の結果
✅当たり前ですが「差別化」によるニーズへの対応
顧客満足度の向上が必要と考えました。
✅D2Cの世界観は差別化としてもわかりやすく、
共感を生むためターゲットを特定して効果的に
施策していくべきだと感じます💡
⏬参考記事として、ユニクロのバリューチェーン分析をまめた記事があるので貼っておきます⏬
まとめ
久しぶりに長くなってしまったので、最後にまとめます。
5つの力分析は、業界への影響力を5つの視点で分析するフレームワーク
① 新規参入者の脅威
② 売り手の交渉力
③ 買い手の交渉力
④ 業界内の競争
⑤ 代替品の脅威
①~⑤の視点から、儲かるか?儲からないか?を分析して、儲かる戦略を立てて実行する事が重要!!
以上、報告致します。
お疲れ様でした☆彡
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