「企業の“もうけ”って、どうやってわかるの?」
そんな疑問に答えてくれるのが、損益計算書(PL=Profit and Loss Statement)です。
これは企業が「どれだけ売り上げて」
「どんな費用を使って」
「最終的にいくら利益が出たか」を示す“成績表”のようなもの”
この記事では、PLの読み方や意味を、ニトリの実例を使いながら、わかりやすく🍆やさしく解説していきます!
1. PLってどんなもの?
PL(損益計算書)は、企業がある期間にどれだけ稼いで、どれだけお金を使ったかをまとめた書類です。
上から順に、売上 → 費用 → 利益と、段階的に計算されていきます。
まるで「テストの点数表」みたいに、
「どこが良くて、どこが悪かったか」
が見えてくる仕組みです!
2. ニトリのPLを使って見てみよう!
今回は「ニトリホールディングス」の2024年4月~12月のPLを例に見てみます。
(1) 売上高:7049億円(前年同期比6%増)
• 商品やサービスを売った金額の合計
• 値下げキャンペーンでお客さんが増えたのがポイント!
(2) 営業利益:989億円(同1%増)
• 売上から原価や販管費(人件費・広告など)を引いた“本業のもうけ”
• 海外生産が多く、円安の影響でコスト増!でも売上がカバーして微増
(3) 経常利益・税引前利益・純利益:700億円(同2%増)
• 投資の利益や災害損失なども反映させた“最終的なもうけ”
• 純利益は株主への配当の元になります!
3. ここに注目!PLのポイント
✅ 「営業利益」は“本業”の実力を見る場所!
• 本業でどれだけ儲けているかがここでわかる
• 一時的な収益(株の売却など)で増えても注意!
✅ 利益率で「効率の良さ」をチェック!
売上高営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高
• ニトリ:14%(かなり高い)
• 無印良品:9%
→ 高いほど、売上に対してしっかり稼いでいる=収益性が高い!
4. どうやって使うの?(活用方法)
PLを見れば、
• 自分の会社の“健康状態”
• 取引先の“信用力”
• 競合との“実力差”
が数字で比較できます。
また、同じ会社の「過去」と「今」を比べれば、成長しているかどうかもわかります。
まとめ
損益計算書(PL)は、
「この会社、ちゃんと稼げてる?」
を教えてくれる、企業の健康診断書のようなもの。
今回のポイントをおさらいすると
• PLは企業の「収入と支出」をまとめた“成績表”!
• 売上・営業利益・純利益の流れを追うのがコツ
• 営業利益率で“稼ぐ力”をチェック!
• 他社・過去との比較で強みと弱みが見えてくる!
数字が読めるようになると、企業の“中身”がどんどん見えてきます。
これからも一緒に財務の読み方を学んでいきましょう!
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