みなさん、「ワールド」という会社を知っていますか?
実はこの会社、昔からある有名なアパレル企業なんですが、最近ちょっと変わった動きをしているんです。
なんと「服を売る」だけじゃなくて、「他の会社の服づくりを手伝う」仕事や「お店の再建」をするビジネスに力を入れているんです!
今回は、「ワールドってどんな会社?」「なんでBtoB(企業向け)に力を入れるの?」「何がすごいの?」を、やさしく、先生が教えるように解説していきます!
1. ワールドってどんな会社?
ワールドは1959年に婦人ニットの卸売からスタートした会社です。
「UNTITLED(アンタイトル)」や「OZOC(オゾック)」など、いろいろなファッションブランドを展開してきました。
でも今、日本の服の売り上げは1991年からなんと6割も減っていて、アパレル業界は大変な時代に。
だからワールドは、「服を売るだけ」じゃなくて、他の会社を助ける仕事にシフトしはじめました。
2. BtoBってなに?ワールドが始めた“新しい仕事”
ワールドは今、「プラットフォーム事業」という法人向け(BtoB)のビジネスに力を入れています。

たとえばこんなことをやってるよ!
• 他社の服や雑貨を作る(OEM/ODM)
• お店のデザインやプロデュースを手伝う
• 経営がうまくいってない会社を再建する
これらの仕事で、ワールドは2025年度に利益を18億円、さらに2026年度には36億円にする目標を立てています。
3. OEM(オーイーエム)ってなに?
OEMとは、「他の会社のブランド名で商品を作ること」。
たとえば、
• 小さなファッションブランドAが「Tシャツを作りたい!」
• でも工場も人手もない…
• そこでワールドが代わりに商品を作ってあげる!
というように、“裏方”として服づくりをサポートする仕事なんです。
ワールドは、三菱商事から「エムシーファッション」という会社を買って、このOEM事業を大きく育てようとしています。今後はなんと700億円規模になるかも!?
4. お店の再建もサポート!?
最近では、赤字が続いている「ライトオン」というカジュアルブランドをグループに迎えて再建にチャレンジ中!
ワールドは昔、自分たちが経営に苦しんだ経験があるので、
• 無駄な店舗は減らす
• コストを見直す
• 自社ブランドで魅力を上げる
といった“やり直しのノウハウ”があるんですね。
これを活かして、他の企業のピンチも助けていこうというわけです!
アダストリアもイトーヨーカドーの衣料品売場を任されていますね!下記参考記事です📝
5. どうしてこんな戦略をとっているの?
理由は大きく3つ!
① アパレル市場が縮小しているから
→ 服を売るだけじゃ将来が不安
② 天候や流行に左右されて業績が不安定だから
→ 安定したBtoBの収入を増やしたい
③ ワールドには他社にない“総合力”があるから
→ 商品企画・製造・店舗デザイン・再建まで全部できる!
まとめ:ワールドは“仕組みを売る”会社に進化中!
ワールドは、アパレルの「売る会社」から、「作る・支える会社」へと進化しています。
OEMで服づくりをサポートし、
デザイン力で空間を演出し、
再建支援で業界の悩みも解決する――
まさに“プラットフォーム型アパレル企業”!

これからのワールドは「表舞台に立たないけど、業界全体を支えるプロ」になっていくかもしれません。
今後の動きに注目ですね!以上、報告します。
お疲れ様でした☆
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