みなさん、「トランプ関税」って聞いたことありますか? 最近、中国の李強(リー・チャン)首相がこの政策に対して「世界の経済ルールを壊すものだ」と強く反発しました。
この記事では、そもそもトランプ関税とは何なのか、中国はなぜ怒っているのか、そしてこのままいくと世界はどうなってしまうのかを、わかりやすく解説していきます!
1. 「トランプ関税」ってなに?
アメリカの元大統領ドナルド・トランプさんは、他の国との貿易が
「アメリカに不利すぎる!」と考えていました。
そこで登場したのが「相互関税(Reciprocal Tariffs)」。
「相手の国がアメリカに高い関税をかけてるなら、アメリカも同じように高い関税をかけるよ!」という考え方です。
これにより、中国からアメリカに輸入される製品に対して最大145%もの追加関税がかけられることになりました。
つまり、アメリカは「貿易のケンカ」をしかけたわけですね。
2. 中国とスペインがなぜ反発したの?
2025年4月11日、中国の首相・李強さんとスペインの首相・サンチェスさんが北京で会談しました。
そこで2人は、こんなふうに話しています。
- トランプ関税は「世界の貿易ルールを壊している」
- 「誰も勝者になれない“貿易戦争”は反対」
- 「もっと協力して自由な貿易を目指そう」
特にヨーロッパの国々は、アメリカの関税で自動車やワインの輸出が減ってしまう恐れがあり、大きな不安を感じています。
3. トランプさんの本当のねらいは?
トランプさんは「アメリカを守る!」というスローガンを掲げてきました。
でも、それが結果的に自分の国だけ良ければいいという保護主義になってしまっているように感じます。
✅ 見解① アメリカ国内の人気取り?
「中国に強く出るぞ!」という姿勢は
アメリカの有権者にウケが良いので、選挙対策として使われることもあります。
✅ 見解② 中国は“正論”を使って反撃
中国は、「自由貿易」や「国際ルール」を重視するスタンスを強調し
国際的な信頼回復を狙っているように見えます。
4. 今後どうなる?世界と日本への影響
🌍 世界全体への影響
- 貿易にブレーキがかかる → 経済の成長が鈍くなる
- サプライチェーン(部品や原料の流れ)が混乱
- 各国が「アメリカに頼らない仕組み」を作り始める
日本への影響
- アメリカにも中国にも輸出している日本は板挟みに…但し中国からは輸入も多く、消費者にとっては良い風向きとなるか!?(円安により販売価格が下がる)
- 特に自動車・半導体・アパレル産業はコスト増の可能性 ⇒ 輸入とは逆で輸出は厳しい状況となる🚗
まとめ
今回の中国首相の発言から見えてきたのは、世界が“トランプ関税”に強い不安を感じているということ。
アメリカは「自国の利益を守る」姿勢を強めている一方で
EUや中国は「協力して乗り越えよう」と声を上げています。
最後に考えてほしいこと
- 国と国がケンカをする「貿易戦争」は、本当に正しい方法なの?
- 世界がバラバラになるのではなく、協力して発展するにはどうしたらいい?
トランプ関税は、これからの世界経済のカタチを大きく左右する問題です。ぜひ注目していきましょう!
コメント