2024.9月アパレル実績/ユニクロ 無印 しまむら ニトリ アダストリア

アパレル分析 9月 企業分析

2024年9月は、夏の残暑の影響による夏物が好調に推移し続けたことと、前年と比べて土日祝日が一日多かったことで売上は好調に推移しました。

ユニクロ・無印は前月から引き続き好調を維持していますね!(ユニクロ既存売上昨対122%・無印良品113%)

今後は秋物最盛期の売上と冬物導入期の初動が鍵となります。

2024年9月 アパレル各社の売上実績

ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対を表にまとめました📉

【昨対評価 ◎ 】2ヶ月連続でユニクロ・無印良品が二桁以上の伸びで売上好調!

【昨対評価 ◯ 】しまむら・ニトリ・アダストリア も好調に昨年以上の売上を作っています。

【昨対評価 ✕ 】売上昨対割れ無し💡

各社、残暑の対応を的確に実施したことで好調に売上を作ったようですね💰️

2023年9月 アパレル各社の売上実績

昨年のユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対を表にまとめました!

昨年9月の各社の売上実績をみると、今年の好調とは正反対の結果となっていますね。

また、今年の好調数値は昨年の落ち込みの反動ともとれます。

昨年の状況をみると各社残暑の影響で売上を落としている月のようです。

2024年9月の各社の好調数値はあくまでも昨対値、2023年9月の状況が悪ければ良くなるのは当然とも言えますね。

アパレル各社の売上構成要素分析(ユニクロ・無印良品・しまむら・ニトリ・アダストリア)

各社、昨年以上に売上を作ったことは確認できました。

次は、「売上」を構成する要素「客数」と「客単価」を見ていきましょう💡

売上 = 客数 ✕ 客単価

売上・客数・客単価

ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対に加えて、客数・客単価を追加しました📊

これにより、「客数」で売上を伸ばしたのか

「客単価」で売上を伸ばしたのか分析することが出来ます。

ニトリだけが客単価を落として、客数を伸ばしたことで売上を拡大しています。これは2ヶ月連続で同じ傾向となっており、昨年上げ過ぎた客単価(2023年度客単価昨対106.3%)の反動ともとれます。

ユニクロ、無印、しまむら、アダストリアのファッションを売る小売に関しては客単価と客数を伸ばして売上を拡大しています。これも2ヶ月連続で同じ傾向です📊

ニトリ以外は昨年伸ばした客単価を更に伸ばして売上を拡大しています!

続いて各社の発表しているIR情報をまとめておきます。

2024年9月ユニクロの状況

ファーストリテイリングは、ユニクロやGUといった人気ブランドを展開する、日本を代表するアパレル企業です。その業績は国内外の経済動向を理解する上で非常に重要です。

9月の既存店+Eコマース販売の売上高は前年比 122.1%、直営店+Eコマース販売の売上高は前年比 124.7%となりました。
9月は、気温が高く推移した中、夏物商品の販売が好調だったことに加え、羽織物など端境期に着られる商品の販売も好調だったことで、既存店売上高は大幅な増収となりました。

※引用:ユニクロIR情報 https://www.fastretailing.com/jp/ir/monthly/

秋物から冬物の導入商品が並び始めましたね🍁

と言っても10月でも関東では真夏日を観測していますが・・・

ダウンやニット、マフラー・手袋の冬物も導入されました🧣

IR情報では羽織物が好調とありましたが、本当かな??

2024年9月無印良品の状況

良品計画は、無印良品というブランドを展開しており、シンプルで機能的な商品を提供する企業として広く知られています。

2024年9月の売上高前年比は、既存店及びオンラインストアで113.4%、全店及びオンラインストアで122.9%となりました。
衣服・雑貨、生活雑貨、食品いずれの部門も既存店ベースで前年実績を上回り、なかでも生活雑貨はスキンケアを中心に引き続き好調を維持し、2割伸長しました。
尚、前年より土日祝日が1日多かったため、2ポイントのプラス影響がありました。

※引用:無印良品IR情報 https://www.ryohin-keikaku.jp/ir/monthly/

無印のでは湯たんぽが並び始めましたよ!まだ夜暑いんですけどね・・・

無印の食欲の秋と言ったところでしょうか🍛

ハロウィン感も出てきましたね🎃

2024年9月しまむらの状況

しまむらは、日本全国に店舗を展開する、手ごろな価格で幅広い商品を提供する人気のファッションチェーンです。

しまむらの業績データを理解することは、ファッション業界や経済の動向を掴むためにとても役立ちます。

当月度は、残暑が続いたことで、アウター衣料、実用品ともに夏物の販売が好調に推移し、昨年売上を上回りました。 
事前に売れ筋商品のTシャツやブラウスの在庫を持ち上げたことが奏功しました。 
初冬物では、婦人アウター衣料のニットやベストが高気温の状況下でも売上を伸ばしています。

※引用:しまむらIR情報 https://www.shimamura.gr.jp/ir/sales/index.html

しまむらは夏物の販売が好調で昨年以上の売上を作ったとIR情報に出ていました📝

同時に冬物の導入商品が売れているということなので、一定のブランド力を手に入れたということなのかもしれませんね。

PB、NPBなんかが好調なのでしょう💡

2024年9月ニトリの状況

ニトリは「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズで知られる家具・インテリアの大手企業で、日本全国に店舗を展開し、さらには海外にも進出しています。

このニトリの月次業績は、家具業界全体や消費者のトレンドを読み取るために非常に重要な情報です。

9月度は、TVCM効果等により、
リビングルーム、ベッドルーム家具、台所整理用品、寝具寝装品等の売上が好調に推移いたしました。
これらの結果、既存店売上高前年比は101.4%、全店では103.0%となりました。
期初からの累計では、既存店で前年比102.8%、全店では104.9%となります。

また、前年との曜日影響は、既存店+1.9ポイント、全店+1.9ポイントです。

※引用:ニトリIR情報 https://www.nitorihd.co.jp/ir/performance/sales_2024.html

IR情報によると単価の高そうなリビングルーム、寝具の売上が好調に推移したとあるが・・・

お店を見ている感じだと、消耗品の品揃えが増えているから単価が落ちているのかなと思います(あくまで肌感覚ですが・・・

インスタでも出ていた値下げのフリーザーバッグ159円(Sサイズ44枚/Mサイズ40枚/Lサイズ24枚)

ニトリの売場を見ている感じだと、低単価の消耗品が客単価を下げながらも客数を上げて売上を伸ばしているのかなと思います。

2024年9月アダストリアの状況

アダストリアは、グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファームなど、多くの人気ファッションブランドを展開している大手アパレル企業です。

ファッション業界におけるアダストリアの動向を知ることは、ビジネスや経済全体の理解にもつながります。そこで、月次業績について詳しく見ていきましょう。

9月は、全店売上高前年比111.4%、既存店前年比108.8%となりました。 中旬までは前年と比較して気温が高く、長引く残暑を想定した商材の準備が奏功しました。

加えて、秋物の販売も好調に推移しています。 また、昨年に比べて休日が1日多かったことで、既存店前年比に1.9ポイントのプラス影響があったと試算しています。

ブランド別では、グローバルワーク、ニコアンド、ローリーズファーム、レプシィム等が好調でした。

アイテム別では、秋冬向けのパンツやトレンドのデニムが人気で、チェック柄のシャツやライトアウターといった季節商材も好調です。

服飾雑貨ではブーツ、生活雑貨ではファニチャーフェアによる後押しからソファなどの家具が好評です。

※引用:アダストリアIR情報 https://www.adastria.co.jp/ir/highlights/sales/entry-16314/

ニコアンドも秋物を展開していますね🥮

9月は11匹のねこコラボ🐈️かわいい!!

まとめ

2024年9月は、8月に引き続き好調で売上を大きく伸ばしています。

昨年の落ち込みの反動もあると思いますが、アパレル全体的に好調です!

報告は以上です。

今日も明日もあさっても、理不尽なこの社会と会社に負けないで、頑張っていきましょうね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました