2024年8月は、夏の猛暑を背景に、多くのアパレル企業が夏物商品の売上増加を実現しました。
ユニクロ(既存売上昨対125%)と無印良品(112%)が特に好調です!
今後は残暑の影響と秋冬商品の投入が鍵となるでしょう。
✅️アパレル各社の過去分析はコチラ
2024年8月 アパレル各社の売上実績
ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対を表にまとめました📉
【昨対評価 ◎ 】ユニクロ・無印良品が二桁以上の伸びで他社を圧倒して売上好調!
【昨対評価 ◯ 】しまむら・ニトリ・アダストリア も好調に昨年以上の売上を作っています。
【昨対評価 ✕ 】売上昨対割れ無し💡
各社、全国展開していて台風の影響があったハズだが、それ以上に夏物が好調で売上を作ったということですね💰️
2023年8月 アパレル各社の売上実績
昨年のユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対を表にまとめました!
昨年8月の各社の売上実績をみると、ニトリ以外は昨年も売上を伸ばしていますね💡
特に昨年はしまむら・アダストリアは二桁以上の売上増の実績を作った月ですね。
先程の2024年8月の表と比べてみると、アパレル各社の好調度合いがわかりますね↑↑
2023年8月の昨対は、2022年のコロナ禍に対しての昨対だったので、アパレル各社の売上昨対の伸び、ニトリの苦戦は「お出かけ需要拡大」と分析していました。
2024年8月はコロナの反動で伸びた需要を更に超えて売上を作っており、アパレル各社の好調さが数値からも読み解けます📝
アパレル各社の売上構成要素分析(ユニクロ・無印良品・しまむら・ニトリ・アダストリア)
各社の売上状況を確認したことで、ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアが好調なことは理解できたと思います。
次は、「売上」を構成する要素「客数」と「客単価」を見ていきましょう💡
売上 = 客数 ✕ 客単価
売上・客数・客単価
ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対に加えて、客数・客単価を追加しました📊
これにより、「客数」で売上を伸ばしたのか
「客単価」で売上を伸ばしたのか分析することが出来ます。
ニトリだけが客単価を落として、客数を伸ばしたことで売上を拡大しています。
ユニクロ、無印、しまむら、アダストリアのファッションを売る小売に関しては客単価と客数を伸ばして売上を拡大しています。
8月の商品は、150~160円/ドルの円安のときに生産した服の売上です💡
考えられるのは、円安による商品単価の上昇により、客単価の上昇
単価上昇を超える需要による売上増により、結果として各社好調を維持しているように感じられます📝
続いて各社の発表しているIR情報をまとめておきます。
2024年8月ユニクロの状況
8月の既存店+Eコマース販売の売上高は前年比 125.3%、直営店+Eコマース販売の売上高は前年比 126.9%となりました。
8月は、気温が高く推移し、夏物商品の販売が好調だったことに加え、ニュース性のある新商品の販売が好調で、既存店売上高は大幅な増収となりました。※引用:ユニクロIR情報 https://www.fastretailing.com/jp/ir/monthly/
夏物でも秋色の商品が出てきましたね🍁今年はちゃんと秋を感じられるような時期は来るかな??
夏物は値下げが始まっていますね👕
2024年8月無印良品の状況
2024年8月の売上高前年比は、既存店及びオンラインストアで112.8%、全店及びオンラインストアで124.0%となりました。
生活雑貨が二桁伸長したことで全体の売上を牽引し、既存店全体の売上は7カ月連続で前年実績を上回りました。
また、衣服・雑貨も前年並みまで回復しました。尚、前年より土日祝日が1日多かったため、2ポイントのプラス影響がありました。※引用:無印良品IR情報 https://www.ryohin-keikaku.jp/ir/monthly/
無印の生活用品ってけっこう高品質で安いものが多い気がする💡
2024年8月しまむらの状況
しまむらは先日、統合報告書がIR情報から出ていましたね!
この統合報告書をまとめた記事を書いているので参考にしてください⏩️
当月度は、アウター衣料や服飾雑貨、肌着などの実用商品が売上を伸ばし、昨年売上を上回りました。
婦人アウター衣料では、Tシャツやブラウスなどの売れ筋商品の追加仕入が奏功しました。
また、行楽需要によりサンダルや帽子、アームカバーが好調です。
高気温により、夏物の婦人・紳士インナーやインテリア・寝具用品の売れ行きも堅調です。※引用:しまむらIR情報 https://www.shimamura.gr.jp/ir/sales/index.html
2024年8月ニトリの状況
8月度は、TVCM効果、エアコンキャンペーン等により、
ベッドルーム家具、台所整理用品、寝具寝装品等の売上が好調に推移いたしました。
一部の店舗では台風による影響を受けたものの、既存店売上高前年比は107.8%、全店では109.9%となりました。
期初からの累計では、既存店で前年比103.1%、全店では105.2%となります。
また、前年との曜日影響は、既存店+1.9ポイント、全店+2.0ポイントです。※引用:ニトリIR情報 https://www.nitorihd.co.jp/ir/performance/sales_2024.html
2024年8月アダストリアの状況
8月は、全店売上高前年比108.7%、既存店前年比105.7%となりました。
気温の高い日が続き、夏休みの外出需要も多く引き続き夏物商品の販売が好調でした。また、月後半には、徐々に秋物商品の比率が上がっています。
また、昨年に比べて休日が1日多かったことで、既存店前年比に1.5ポイントのプラス影響があったと試算しています。
ブランド別では、グローバルワーク、ニコアンド、レプシィム、ラコレ等が好調でした。
アイテム別では、定番の機能性素材を使用したボトムスが引き続き好調で、トレンドのデニムパンツや秋色・柄を使った長袖シャツも人気です。
服飾雑貨ではサンダルやショルダーバッグ、生活雑貨では「ミッフィー」のコラボアイテムが好評です。2024年8月下旬に、台風の影響により延べ429店舗が臨時休業及び時短営業を行いました。なお、売上高への影響は軽微です。
(臨時休業店舗は、既存店から除外しておりません)※引用:アダストリアIR情報 https://www.adastria.co.jp/ir/highlights/sales/entry-16314/
まとめ
2024年8月は、7月に引き続き夏物好調で売上を大きく伸ばしています。
天候・気温次第ですが、客数も客単価も伸ばしている状況が続いていることから今後も期待できるのではないでしょうか!?
報告は以上です。
今日も明日もあさっても、理不尽なこの社会と会社に負けないで、頑張っていきましょうね!
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