さて、今月もアパレル各社の結果をまとめていきますよ!
5月もニトリが昨対を割る結果となりました。
3月は低気温でアパレル各社は厳しい結果、4月は気温上昇の恩恵でアパレル各社は好調に推移!
そして、5月もアパレル各社は好調を維持しました。
アパレル各社が好調な中、ニトリだけが昨対割れ
5月はゴールデンウィークの天候に恵まれたことと、母の日のモチベーションを上手く仕掛けたユニクロ・しまむら・無印良品・アダストリアは順調に売上を伸ばしています。
各社の5月数値結果です。(既存店対比)
【昨対評価 ◎ 】ユニクロは40周年感謝祭が成功したことで、昨年に比べて売上を大きく伸ばしています。
【昨対評価 ◯ 】無印良品・しまむら・アダストリアは安定して昨年以上の売上を作っています。
【昨対評価 ✕ 】ニトリは昨対を割る結果となっています。
この記事では、各社の数値結果・実際の店頭状況や市況を踏まえて考察していきます。
記事の最後に売上構成要素の昨年数値結果(売上・客数・客単価)を用いて分析を深めてまとめていきます。
分かる範囲でコメントにもお答えしていくので、いろんなご意見お願いします🐣
ユニクロ 2024年5月数値結果
ユニクロの数値は下記の通り
△既存店売上 108.4%
△客数 100.2%
△客単価 108.4%
UNIQLOは40周年感謝祭の打ち出しに成功して売上増!
4月から気温上昇により夏物が好調で売上を伸ばしていましたが、5月も継続して売上を売上を伸ばしています👍️
ちなみに、私は感謝祭ではエアリズムTシャツを1290円で2枚買いました🍀
5月の既存店+Eコマース販売の売上高は前年比 108.4%、直営店+Eコマース販売の売上高は前年比 109.3%となりました。
5月は、ゴールデンウイーク商戦や40周年感謝祭が盛況で、夏物商品の販売が好調だったことにより、既存店売上高は増収となりました。
5月は、中国大陸の武漢に中国大陸華中地方初の旗艦店を出店、イタリアのミラノに2号店となる店舗を出店しました。
また、4月にはイタリアのローマに1号店となる旗艦店を出店、さらに、英国のエディンバラ、フランスのニースにも初進出と、グローバルに店舗網が拡大しています。
ユニクロIR情報 https://www.fastretailing.com/jp/ir/monthly/
5月は日差しも強かったのでUV対策の日傘の展開がありました。
普通の傘みたいな商品ですが、日傘としての役割も持ってるんですね☂
✅️UVカットコンパクトアンブレラ 1990円☂
無印良品 2024年5月数値結果
無印良品の数値は下記の通り
△既存店売上 103.5%
△客数 99.0%
△客単価 104.5%
無印良品は客数を若干落としていますが、客単価104.5%と伸ばしていることで、全体の数値をまとめています。
カレーは値下げしてるけど、他のものを値上げしたか?あるは昨年より値下げが少ないか?ですかね💡
UV対策・暑さ対策の商品をまとめて陳列しているので、用途がわかりやすいですね☀
無印でもゆったりシルエットのTシャツ売ってますが、、、私はUNIQLOのエアリズムオーバーサイズTシャツが気楽に着れてすきです。
無印はちょっと高いですしね。値下げしたら考えます😂
2024年5月の売上高前年比は、既存店及びオンラインストアで103.5%、全店及びオンラインストアで111.8%となりました。
スキンケアや消耗品を始めとする生活雑貨が引き続き牽引するとともに、衣服・雑貨も堅調に推移し、既存店及びオンラインストアは4か月連続で昨比を超過しました。
尚、前年より土日祝日が1日少なかっため、2ポイントのマイナス影響がありました。
無印良品IR情報 https://www.ryohin-keikaku.jp/ir/monthly/
しまむら 2024年5月数値結果
しまむらの数値は下記の通り
△既存店売上 105.7%
△客数 103.5%
△客単価 101.9%
しまむらも無印と同水準の伸び率ですね💡
客数・客単価ともに伸びていますが、客数の伸びが大きいのは流石しまむらだなと思います。
しまむらは寝具も取り扱っていますが、売上好調だったようですね!
ニトリの数字がちょっと悪かったのですが、アウターの構成比が高い分、売上はまとまったのかな?とも考えられます📝
好調に推移したファイバードライはエアリズムよりお手頃で買いやすいですもんね🍀
当月度は、大型連休が天気に恵まれたことと、母の日の打ち出しにより、アウター衣料、実用品ともに売上を伸ばしました。
婦人アウター衣料では、JBの「SEASON REASON」や「FIBER DRY」の素肌涼やかパンツが売上を牽引しました。しまむらIR情報 https://www.shimamura.gr.jp/ir/sales/index.html
実用品では、服飾雑貨のアームカバーやサンダル、寝具・インテリアの「超COOL」のラグや敷パッド等、実需商品が好調でした。
ニトリ 2024年5月数値結果
ニトリの数値は下記の通り
▲既存店売上 99.5%
△客数 101.3%
▲客単価 98.2%
ニトリだけが昨対割れの結果となっています。
2ヶ月連続で昨対割れで苦戦が続いています。
やはりアパレル各社と比べると気温上昇による恩恵は少なかったのだと思います。
5月度は、TVCM効果、エアコンキャンペーン等により、
ダイニング、ベッドルーム家具、キッチン用品等の売上が好調に推移いたしました。
これらの結果、既存店売上高前年比は99.5%、全店では101.5%となりました。
期初からの累計では、既存店で前年比98.5%、全店では100.7%となります。ニトリIR情報 https://www.nitorihd.co.jp/ir/performance/sales_2024.html
また、前年との曜日影響は、既存店▲3.0ポイント、全店▲3.1ポイントです。
アダストリア 2024年5月数値結果
アダストリアの数値は下記の通り
△既存店売上 104.6%
△客数 101.0%
△客単価 103.6%
天候に恵まれたことで外出需要が拡大し、キャップやリュック、ボトルホルダーやアイスネックリングなどの暑さ対策アイテムが好調だったようですね☀
✅️折りたたみ日傘 3630円☂
UNIQLOは1990円だったので、ちょっと高めですね☀
ただ、デザインはこちらの方が良さそう💡
こういったボトルやハンディファンなんかも良かったみたいですね
5月は、全店売上高前年比107.2%、既存店前年比104.6%となりました。
昨年に比べ休日が1日少なかったことで、既存店前年比に2.0ポイントのマイナス影響があったと試算しています。 天候に恵まれ、気温も暖かく推移したことで、夏物商品の販売が好調でした。
また、5月15日(水)~5月23日(木)に実施した会員向け20%ポイント還元キャンペーンも売上の伸長に寄与しました。
なお、昨年は同時期に自社ECでタイムセールを実施しております。
ブランド別では、 グローバルワーク 、 ニコアンド 、ローリーズファーム 、 レプシィム等が好調でした。
アイテム別では、夏向きの軽い素材のパンツや半袖トップス、羽織りにもなるシャツが好調です。
服飾雑貨では前月に引き続きキャップやリュック、生活雑貨ではボトルホルダーやアイスネックリング といった暑さ対策のアイテムが人気です。
アダストリアIR情報 https://www.adastria.co.jp/ir/highlights/sales/entry-16314/
各社数値まとめ(昨年比 客数・客単価・売上分析)
2024年5月はゴールデンウィークの天候に恵まれたことと、母の日の需要のモチベーション、高気温によりアウター中心に売上が上昇した🌻
4月のニトリは前年も落としており、今年も更に落とす結果となっている。
⏬️下記、各企業の数値を元に、くろサラの所見をまとめておきます⏬️
ユニクロ
昨年、売上を104.4%伸ばしており、今年は更に108.4%と大幅に伸ばしている!
ポイントは単価上昇率!とても40周年でお買い得価格で販売した実績には見えない結果を出すところは流石💡
昨年、108.4%伸ばした客単価を更に今年も108.4%と大きく伸ばし、客数も昨年並みに推移させている(100.2%)
単価を伸ばしても顧客がついてきているそのブランド力は素晴らしい!
無印良品
昨年84.1%と大きく落とした月だったが、今年は103.5%と売上を改善させている🍀
2023年はユニクロ同様に単価を上げて客数を落としていました。今年は客単価を104.5%と伸ばして、客数を若干の減(99.0%)としたことで売上をまとめています。
しまむら
昨年、売上106.7%と伸ばした月でしたが、今年は更に105.7%と伸ばすことに成功しています。
去年も今年も単価も客数も伸ばすことができており、勢いが付いていますね!ヨーカドーの撤退や地方小売店の縮小により全国展開の利点を活かしているように感じます💡
ニトリ
2023年は値上により客単価を110.7%取ったことで、客数を86.3%と大きく落として売上95.6%でした。
今年は客単価を98.2%と落とし、客数101.3%と伸ばしましたが、売上99.5%と割れています。
アダストリア
2023年は売上111.2%と大きく伸ばし、今年も更に104.6%伸ばしています
2年連続、2ヶ月連続で客数・客単価・売上全ての項目を伸ばしたのはアダストリアのみ📝
やはりBtoBやECの拡大が成功していることが大きいのでしょうね📈
以上、2024年5月のアパレル業界について報告します。
お疲れ様でした☆
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