稲盛和夫の「誰にも負けない努力」とは?長時間労働ではなく、改善し続ける力

💥 くろさら教訓録

こんにちは、くろさらです!

仕事をしていると、こんな言葉を聞くことがあります。

「もっと努力しなさい!」
「頑張りが足りない!」
「本気でやっているのか!?」
「誰にも負けないくらい努力しろ!」

うーん。。。職場ではよく聞くワードですね💦

特にブラックサラリーマンからすると、
「努力」という言葉には、少し警戒心が出ます。

努力と言われながら、実際には長時間労働☠
頑張れと言われながら、ただ仕事量が増える☠
本気を見せろと言われながら、気合いで残業☠
誰にも負けるなと言われながら、帰れない空気☠

これは、だいぶ危険です。

くろさら的には、
努力という言葉を、ただの根性論にしてはいけない
と思っています🍀

でも、京セラ創業者・稲盛和夫さんの経営哲学にある
「誰にも負けない努力」は、単なる長時間労働や気合いの話ではありません。

大事なのは、ただ長く働くことではなく、
目的に向かって、考えながら、改善し続けること です。

この記事では、稲盛和夫さんの「誰にも負けない努力」を、若手会社員にもわかりやすく、くろさら目線で仕事術として解説します💡


稲盛和夫さんの「誰にも負けない努力」とは?

稲盛和夫さんは、京セラを創業し、第二電電、現在のKDDIにつながる事業にも関わり、さらにJALの再建にも尽力した経営者です。

その経営哲学の中で、努力はとても大切な考え方として語られています。

ただし、ここでいう努力は、気合とか根性的な
何も考えずに長時間働くこと
ではありません。

稲盛さんの考え方を仕事に置き換えるなら、努力とは、

目標に向かって、誰よりも真剣に考え、行動し、改善し続けること

だと考えられます。

ここが大事です。

努力とは、ただ作業量を増やすことではありません。

努力とは、昨日より少しでも良くすること。
努力とは、同じミスを繰り返さないこと。
努力とは、仕事の目的から逃げないこと。
努力とは、うまくいかない原因を見にいくこと。
努力とは、自分の仕事の質を上げ続けること。

つまり、努力とは
改善し続ける力 です!


努力を「長時間労働」と勘違いしてはいけない

ここは、かなり大事です。

「誰にも負けない努力」と聞くと、ついこう考えてしまう人がいます。

誰よりも長く働く。
誰よりも残業する。。
休日も仕事をする。。。
睡眠を削って頑張る。。。。
休まず働くことが美徳。。。。。

これは危険です!

もちろん、勝負どころで集中して頑張る時期はあります!

大事なプロジェクト。
新しい仕事への挑戦。
どうしても乗り越えなければいけない山場。

そういうときに踏ん張る力は必要です。

でも、常に長時間労働で何とかしようとすると、体も心も削られます。。。

そして、長時間働いているのに成果が出ない、という状態になりがちです。

くろさら的には、これはかなりつらいです。

朝から晩まで働いた。
メールも返した。
会議にも出た。
資料も作った。
急ぎの依頼にも対応した。。。

なのに、夕方になって思う。

「あれ、今日の仕事って・・何か成果出た!?」

この状態でさらに
「もっと努力しろ」
と言われると、心のHPがごっそり削られます。

だからこそ、努力は時間ではなく、
成果につながる行動に変えること
が大事です。


本当の努力は「頑張る量」より「頑張る方向」

仕事で成果が出ないとき、よくあるのが
頑張る方向がズレている
という状態です。

たとえば、資料作成。

頑張ってページ数を増やす。
頑張ってデザインを整える。
頑張ってデータをたくさん入れる。
頑張って細かい情報まで載せる。

でも、相手が知りたい結論が分からない。

これでは、努力しているのに評価されにくいです。

報告でも同じです。

頑張って詳しく説明する。
頑張って経緯を全部話す。
頑張って背景情報を伝える。

でも、相手が最初に知りたい結論が出てこない。

これも、努力の方向がズレています。。。

努力は大事です。

でも、努力の向きがズレていると、
頑張れば頑張るほど空回りします。

くろさら的には、これをこう呼びたいです。

努力の迷子

本人は真面目に頑張っている。
でも、目的地と違う方向に全力疾走している。

これ、仕事ではよくあります。

だから、努力する前に大事なのは、
どこに向かって努力するのかを確認すること
です。


「誰にも負けない努力」は、目的から逃げないこと

では、仕事における本当の努力とは何でしょうか。

くろさら的には、
目的から逃げないこと
だと思っています。

仕事を頼まれたとき、すぐ作業に入るのではなく、目的を確認する。

この仕事は何のためか。
誰が何を判断するためか。
どこまでできれば合格か。
何を優先すべきか。
何をやらなくていいか。

ここを考えることが、努力の第一歩です。

なぜなら、目的が分からないまま頑張ると、頑張りがズレるからです。

たとえば、上司から
「この資料まとめておいて」
と言われたとします。

ただ頑張る人は、すぐに資料を作り始めます。

でも、目的から考える人は、まず確認します。

「これは会議で意思決定するための資料ですか?」
「比較したいポイントは価格と粗利で合っていますか?」
「まずはA案・B案の違いが分かれば良いですか?」
「明日の午前中に一度、ラフ案を確認いただけますか?」

これが、成果につながる努力です。

努力とは、ただ手を動かすことではありません。

ズレないように考えてから動くこと も努力です。


努力とは「同じミスを減らすこと」

仕事で成長する人は、失敗しない人ではありません。

失敗したあとに、同じミスを減らせる人です。

誰でもミスはします!

報告が遅れる。
確認が足りない。
資料の意図がズレる。
優先順位を間違える。
相談のタイミングが遅れる。
締切ギリギリでバタつく。

問題は、ミスをしたことよりも、
同じミスを何度も繰り返すこと
です。

本当の努力は、ミスのあとに出ます。

なぜ間違えたのか。
どこで確認すれば防げたのか。
次はどのタイミングで相談するか。
どんな型を使えば再発しにくいか。
誰に早めに共有すればよかったか。

ここまで考える人は、少しずつ強くなります。

努力とは、失敗しないことではありません。
失敗したあとに、次の自分を少しラクにする仕組みをつくることです。


努力とは「仕事の型」を覚えること

努力というと、精神論に寄りがちです。

でも、仕事で成果を出すには、精神論だけでは足りません。

必要なのは、仕事の型です。

報告の型📣
連絡の型✉️
相談の型✏
資料作成の型📊
優先順位の型🏅
仕事の受け方の型💨
振り返りの型📝

仕事ができる人は、すべてを気合いで乗り切っているわけではありません。

型を持っています。

たとえば、報告なら、

  1. 結論
  2. 理由
  3. 現状
  4. 次の対応
  5. 判断してほしいこと

この順番で話すだけで、相手はかなり聞きやすくなります。

相談なら、

  1. 今の状況
  2. 困っていること
  3. 選択肢
  4. 自分の考え
  5. 判断してほしいこと

この型で相談すれば、相手も答えやすくなります。

資料なら、

  1. 結論
  2. 判断材料
  3. 比較
  4. リスク
  5. 次のアクション

この流れを意識するだけで、伝わり方が変わります。

つまり、努力とは、
毎回ゼロから根性で頑張ることではなく、再現できる型を増やすこと
です。

型を覚えると、仕事はラクになります。

そして、仕事がラクになると、改善する余力が生まれます。


誰にも負けない努力は「昨日の自分に負けない努力」

「誰にも負けない努力」と聞くと、他人との競争に聞こえるかもしれません。

あの人より働く。
同期より成果を出す。
ライバルより早く成長する。
誰よりも評価される。

もちろん、競争が刺激になることもあります。

でも、他人と比べすぎると苦しくなります。

相手の得意分野と、自分の苦手分野を比べて落ち込む。
他人の成果だけを見て、自分の小さな成長を見失う。
周りに追いつこうとして、無理をしすぎる。

これでは、努力がしんどくなります。

くろさら的には、会社員にとっての「誰にも負けない努力」は、
昨日の自分に負けない努力
でいいと思っています。

昨日より、報告を少し早くする。
昨日より、資料の結論を分かりやすくする。
昨日より、相談前に選択肢を整理する。
昨日より、連絡を早めに入れる。
昨日より、目的を確認してから作業する。

小さくていいです。

でも、この小さな改善を続ける人は、確実に変わります。

大きな成長は、だいたい小さな改善の積み重ねです。


努力が空回りする人の特徴

ここで、努力が空回りしやすい人の特徴も整理しておきます。

【努力が空回りする人の特徴】

  • 作業時間の長さで頑張った気になる
  • 目的を確認せずに始める
  • 頑張った過程を見せようとする
  • 何でも完璧にしようとする
  • 相談や確認が遅い
  • 同じミスを振り返らない
  • 型を使わず、毎回気合いで乗り切る
  • 他人と比べすぎて疲れる

これに当てはまるからダメ、という話ではありません。

むしろ、真面目な人ほど当てはまりやすいです。

頑張ろうとする気持ちがあるからこそ、全部やろうとする。
迷惑をかけたくないから、相談が遅れる。
評価されたいから、細かいところまで作り込む。

でも、仕事で評価される努力は、
全部を頑張ることではありません。

大事なのは、成果につながる場所に力を使うことです。


評価される努力に変える5つのポイント

では、努力を成果につなげるにはどうすればいいのでしょうか。

ポイントは5つです。

1. 目的を確認してから動く

「何をするか」より先に、
何のためにやるか
を確認します。

目的が分かれば、やるべきこととやらなくていいことが見えてきます。

2. 合格ラインを決める

仕事には、必ず合格ラインがあります。

完璧を目指す前に、まずは
どこまでできればOKか
を確認します。

80点でいい仕事に120点を目指すと、時間が足りなくなります。

3. 早めに確認する

努力がズレていると、後半で手戻りが発生します。

だから、早めに確認します。

「この方向性で進めて大丈夫ですか?」
「一度ラフ案を見てもらえますか?」
「ここまでの認識で合っていますか?」

早めの確認は、自分を守る仕事術でもあります。

4. 同じミスを減らす

ミスをしたら、落ち込むだけで終わらせない。

次に防ぐための仕組みを考えます。

チェックリストを作る。
相談のタイミングを決める。
報告の型を使う。
締切前に余白をつくる。

これが改善です。

5. 型を増やす

仕事を毎回気合いで乗り切るのは疲れます。

だから、型を増やします。

報告の型。
相談の型。
資料の型。
優先順位の型。

型が増えるほど、仕事は安定します。


くろさら式|誰にも負けない努力の考え方

稲盛さんの「誰にも負けない努力」を、くろさら式に置き換えるなら、こうです。

【くろさら式|誰にも負けない努力】

  1. 長く働くことではなく、目的に向かって動くこと
  2. 気合いではなく、改善し続けること
  3. 完璧主義ではなく、合格ラインを見極めること
  4. 失敗しないことではなく、同じミスを減らすこと
  5. 才能で勝つことではなく、型を増やすこと

努力は、根性だけでは続きません!

続けるためには、仕事を少しずつやりやすくする工夫が必要です。


明日から使える「努力の3つの問い」

仕事の前に、この3つだけ考えてみてください。

1. この仕事の目的は何か?

ただ作業するのではなく、何のための仕事かを確認します。

2. どこまでできれば合格か?

完璧を目指す前に、求められているラインを確認します。

3. 昨日より一歩よくするなら何を変えるか?

大きく変えようとしなくて大丈夫です。

報告を少し早くする。
結論を先に言う。
途中で確認する。
資料を1ページ減らす。
相談前に選択肢を整理する。

小さな改善で十分です。

でも、その小さな改善を続けることが、誰にも負けない努力につながります。


まとめ|努力とは、改善し続ける力

稲盛和夫さんの「誰にも負けない努力」は、ただの根性論ではありません。

そして、長時間労働のすすめでもありません。

仕事における本当の努力とは、
目的に向かって、考えながら、改善し続けること
です。

長く働くだけでは、成果につながるとは限りません。

頑張る量より、頑張る方向が大事です。

目的を確認する。
合格ラインを知る。
早めに相談する。
同じミスを減らす。
仕事の型を覚える。
昨日より一歩だけ良くする。

これが、会社員にとっての「誰にも負けない努力」です。

努力は、自分をすり減らすためのものではありません。
昨日より少し仕事をやりやすくするためのものです。
長く働くより、少しずつ改善する。
その積み重ねが、ちゃんと仕事の結果を変えていきます。

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