こんにちは、くろさらです。
仕事をしていると、ついこう思うことがあります。
「仕事ができる人は、能力が違うんだろうな」
「評価される人は、才能があるんだろうな」
「自分は真面目にやっているのに、なぜかうまくいかない」
「頑張っているのに、結果につながらない」
私だけ??思い当たる方は読み進めて頂けると嬉しいです🍀
このブログに記したものは、サラリーマンにとって必須となる考え方だと思います。
京セラ創業者として知られる稲盛和夫さんの経営哲学を学んでいきましょう📗
稲盛さんは、1959年に京都セラミック株式会社、現在の京セラを設立し、1984年には第二電電企画株式会社、のちのKDDIにつながる会社を設立しました。また、2010年には政府の要請を受けて日本航空、JALの会長に就任しています。
つまり、稲盛さんは単に「すごい経営者」というだけではありません。
会社をつくり、育て、再建し、さらに多くの経営者に考え方を伝えてきた人です。
その稲盛さんの経営哲学の中心にあるのが、
「人としてどう考え、どう生き、どう働くか」
という問いです。
この記事では、稲盛和夫さんの経営哲学を、若手会社員にもわかりやすく、くろさら目線で解説します。
稲盛和夫さんの経営哲学は、経営者だけのものではない
稲盛さんの経営哲学というと、少し難しく聞こえるかもしれません。
「経営者向けでしょ?」
「会社を動かす人の話でしょ?」
「普通の会社員には関係ないのでは?」
と思うかもしれません。
しかし、稲盛さんの本を読むとサラリーマンの私でも非常に多くの学びがあります!
稲盛さんの考え方は、サラリーマンに刺さると思います!!
なぜなら、仕事で悩む多くの人は、スキル不足だけでつまずいているわけではないからです。
仕事の目的を見失う。
上司の評価に振り回される。
目先の損得だけで判断してしまう。
忙しさに追われて、大事なことを後回しにする。
自分の仕事が誰の役に立っているのか見えなくなる。
こういうときに必要なのは、テクニックだけではありません。
仕事に向き合う考え方です。
稲盛さんの経営哲学は、この「考え方」を整えるための大きなヒントになります。
稲盛哲学の中心は「人間として何が正しいか」
稲盛さんのフィロソフィは、京セラを経営する中での困難や自問自答から生まれたものとされています。オフィシャルサイトでは、京セラフィロソフィの基本を「人間としてこういう生きざまが正しいと思う」という考え方だと説明しています。
また、稲盛フィロソフィは「人間として何が正しいのか」「人間は何のために生きるのか」といった根本的な問いに向き合う中で生まれた、仕事や人生の指針でもあります。
ここ、かなり大事です💡
経営というと、普通はこう考えがちです。
売上をどう上げるか。
利益をどう出すか。
競合にどう勝つか。
効率をどう高めるか。
コストをどう下げるか。
もちろん、これらは大事です。
でも稲盛さんは、それ以前に、
「人として正しいか」
という軸を大事にしました。
これは会社員にも使えます。
たとえば、仕事で迷ったとき。
「怒られない方はどっちか」
「自分が損しない方はどっちか」
「楽な方はどっちか」
「目立たない方はどっちか」
こう考えてしまうことがあります。
気持ちは分かります。
ブラック企業で生きていると、まず自分の身を守りたくなります。
防御力、大事です。
社会人は毎日が軽い防衛戦です。
でも、それだけで判断すると、仕事はだんだん小さくなります。
稲盛さんの考え方で見れば、問いはこう変わります。
「人として、仕事として、正しい判断はどちらか?」
この問いを持つだけで、行動は変わります。
人生の方程式|結果は能力だけでは決まらない
稲盛さんの考え方として有名なのが、人生・仕事の結果は「考え方・熱意・能力」によって決まるという考え方です。
一般的には、次のように表現されます。
人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力
この式で大事なのは、足し算ではなく掛け算というところです。
能力が高い。
熱意もある。
でも、考え方がズレている。
この場合、結果は良くなりにくい。
逆に、今の能力に自信がなくても、考え方を整えて、熱意を持って向き合い、能力を少しずつ伸ばしていけば、仕事の結果は変わっていきます。
くろさら的に言うと、こうです。

能力はエンジン。熱意は燃料。考え方はハンドル。
どれだけ良いエンジンを積んでいても、ハンドルが逆方向を向いていたら、目的地には着きません。
むしろ、全力で間違った方向に進みます。
怖いですね。
会社でもたまに見ます。
全力でズレている仕事。本人はめちゃくちゃ頑張っている。
だからこそ、つらい。
「考え方」が仕事の結果を大きく変える
仕事で一番見落とされがちなのは、能力よりも考え方です。
たとえば、上司からこう言われたとします。
「この資料、まとめておいて」
このとき、考え方がズレていると、すぐに作業へ入ります。
データを集める。
表を作る。
グラフを作る。
デザインを整える。
もちろん、それも必要です。
でも、考え方が整っている人は、先にこう考えます。
誰が見る資料なのか?
何を判断するための資料なのか?
どこまで作れば合格なのか?
相手が最初に知りたいことは何か?
これはスキルというより、仕事の見方です。
仕事を「作業」として見るのか。
仕事を「成果につなげるもの」として見るのか。
この違いが、評価の差になります。
利他の心|仕事は「相手をラクにする」ことでもある
稲盛さんの思想では、心のあり方が人生や仕事の結果に大きな役割を持つとされ、「愛と誠と調和」の心が成功の基盤になると説明されています。ここでいう愛は他人の喜びを自分の喜びとする心、誠は世のため人のためになることを思う心、調和は自分だけでなく周囲の幸せを願う心とされています。
これを会社員の仕事に置き換えると、かなり実務的です。
利他の心というと、少し立派すぎる言葉に聞こえるかもしれません。
でも、仕事ではこう考えると分かりやすいです。
相手が判断しやすいようにする。
相手が動きやすいようにする。
相手が不安にならないようにする。
相手の手戻りを減らす。
相手の時間を奪わない。
これも立派な利他です。
たとえば、
①報告:自分が話したい順番で話すのではなく、相手が判断しやすい順番で伝える。
②連絡:自分の作業が終わってからではなく、相手が不安にならないタイミングで進捗を伝える。
③資料作成:自分が頑張ったことを全部詰め込むのではなく、相手が判断できる形に整理する。
これが、くろさら式の「利他の仕事術」です。 利他って、壮大な話に見えるけど、実務では「相手の脳内デスクを散らかさないこと」だと思っています。
相手の頭の中に未整理の書類をドサッと置かない。
これだけで、仕事の信頼感はかなり変わります。
誰にも負けない努力|長時間労働ではなく、改善し続ける力
稲盛さんの哲学では、「努力」も非常に重要なテーマです。
ただし、ここで注意したいのは、これを単純な長時間労働のすすめとして受け取らないことです。
くろさらブログでは、ここを現代向けにこう解釈したいです。
誰にも負けない努力とは、長く働くことではなく、目的に向かって改善し続けること。
ただ残業する。
ただ我慢する。
ただ気合いで乗り切る。
ただ根性で耐える。
これは危険です。
ブラック企業が喜びます。
だめです。そこは喜ばせなくていいです。
大事なのは、努力の方向です。
同じミスを繰り返さない。
報告の順番を改善する。
資料の型を覚える。
連絡のタイミングを早める。
仕事の目的を確認する。
上司とのズレを減らす。
昨日より少しだけ良くする。
これが、会社員にとっての努力です。
つまり、頑張るだけではなく、
頑張り方を改善すること
が大事なのです。
アメーバ経営|一人ひとりが経営者意識を持つ
稲盛さんの経営手法として有名なのが、アメーバ経営です。
アメーバ経営は、大きな組織を独立採算で運営する小集団に分け、その小さな組織にリーダーを任命し、共同経営のような形で会社を運営する手法と説明されています。さらに、組織を小集団に分け、市場に直結した独立採算制で運営し、経営者意識を持つ人材を育成しながら、全員参加経営を実現する経営手法とされています。
これも、普通の会社員にとって大きなヒントになります。
「経営者意識を持て」と言われると、少し重いですよね。
いや、こっちは会社員なんですけど。
役員報酬もらってないんですけど。
と思う気持ち、分かります。
でも、くろさら的には、経営者意識とは、いきなり社長目線になれという話ではないと思っています。
まずは、自分の仕事を小さな経営単位として見ることです。
たとえば、
この仕事は、どれだけ売上や利益に関係しているのか。
この作業にかけた時間は、成果に見合っているのか。
この資料は、誰の判断を助けているのか。
この連絡は、相手の不安を減らしているのか。
この在庫、この売上、この粗利、この回転率は何を意味しているのか。
こう考えるだけでも、仕事の見え方は変わります。
特に小売や商品部、バイヤーの仕事では、アメーバ経営的な考え方はかなり相性が良いです。
自分の担当を、ひとつの小さな事業として見る。
売上だけでなく、粗利、在庫、回転、効率まで見る。
これができると、仕事は「作業」から「経営」に近づきます。
値決めは経営である|価格はただの数字ではない
稲盛さんの経営哲学には、値決めを非常に重要な経営判断として考える視点もあります。
オフィシャルサイトでは、値決めは経営の死命を制するものであり、価格設定は無段階にあり、量と利幅の積が極大になる一点を求める必要があると説明されています。また、その価格はお客様にとっても京セラにとっても共に良いものでなければならないとされています。
これ、バイヤー目線でもかなり深いです。
価格は、ただ安くすればいいわけではありません。
高くすれば利益が出るとも限りません。
お客様が納得する価値。
会社が利益を出せる採算。
競合とのバランス。
商品の品質。
売れる数量。
ブランドの見え方。
これらを全部考えて、最適な一点を探す。
つまり、値決めとは、数字の入力ではなく、判断です。
くろさら的には、ここもかなり刺さります。
仕事で評価される人は、数字をただ見るのではなく、数字の意味を見ています。
価格も同じです。
「いくらにするか」ではなく、
なぜその価格なのか
を考える。
これが、仕事を一段深くします。
京セラフィロソフィ|判断基準を持つ組織は強い
稲盛さんの経営哲学で重要なのは、個人の考え方だけではありません。
組織全体で判断基準を共有することです。
オフィシャルサイトでは、フィロソフィは困難を乗り越える中で生み出された仕事や人生の指針であり、京セラを発展させた経営哲学だと説明されています。
会社が大きくなると、すべてを社長や上司が判断することはできません。
だからこそ、一人ひとりが判断するときの基準が必要になります。
それがフィロソフィです。
これは個人にも言えます。
仕事ができる人は、自分なりの判断基準を持っています。
たとえば、
目的からズレていないか。
相手が判断しやすいか。
期限に間に合うか。
成果に近い仕事か。
お客様にとって価値があるか。
チームにとって良い進め方か。
こういう基準がある人は、迷ったときにブレにくいです。
逆に、判断基準がないと、毎回その場の空気や上司の機嫌に振り回されます。
はい。
上司の機嫌ガチャです。
これ、当たり外れが激しいので、できれば自分の判断基準も持っておきたいところです。
くろさら式にまとめると、稲盛哲学は「仕事の型」になる
稲盛さんの経営哲学を、くろさら式に仕事術へ置き換えるなら、こうです。
くろさら式|稲盛哲学の仕事への活かし方
人生の方程式:能力だけでなく、考え方と向き合う力を整える
人間として何が正しいか:目先の損得ではなく、仕事として正しい判断をする
利他の心:相手が判断しやすく、動きやすい形にする
誰にも負けない努力:長時間労働ではなく、改善を続ける
アメーバ経営:自分の担当を小さな事業として見る
フィロソフィ:迷ったときの判断基準を持つ
こう見ると、稲盛哲学は決して遠い経営論ではありません。
毎日の仕事に使える考え方です。
報告の仕方。
相談の仕方。
連絡のタイミング。
資料の作り方。
優先順位のつけ方。
商品や価格の考え方。
チームでの働き方。
全部につながります。
若手会社員が明日から使うなら、この3つでいい
稲盛さんの経営哲学は深いです。
正直、1記事で全部を語り切るのは無理です。
くろさらのHPもMPも足りません。
なので、若手会社員が明日から使うなら、まずはこの3つで十分です。
1. この仕事は「人として、仕事として正しいか?」
怒られないためではなく、仕事として正しい判断かを考える。
2. この仕事は「誰の役に立つか?」
自分の作業で終わらせず、相手が判断しやすい形にする。
3. 昨日より「どこを一歩よくできるか?」
完璧を目指すのではなく、少しずつ改善する。
この3つだけでも、仕事の向き合い方は変わります。
まとめ|仕事は能力だけではなく、考え方で変えられる
稲盛和夫さんの経営哲学は、経営者だけのものではありません。
仕事に悩む会社員にとっても、かなり大きなヒントになります。
稲盛さんは、京セラ、第二電電、JAL再建などを通じて、経営の現場で考え方を磨き続けてきた人です。
その哲学の中心にあるのは、難しい経営テクニックだけではありません。
人として何が正しいか。
どんな考え方で仕事に向き合うか。
相手や社会にとって良い仕事とは何か。
一人ひとりが経営者意識を持てるか。
こうした、仕事の土台になる考え方です。
くろさら的には、稲盛さんの経営哲学は、ブラック企業サラリーマンにとっても「きれいごと」ではありません。
むしろ、仕事で迷子にならないための地図です。
仕事は能力だけのゲームではありません。
考え方が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、仕事の結果も少しずつ変わる。
だから、明日の仕事でまず考えてみてください。
この仕事は、誰の役に立つのか?
仕事として正しい進め方は何か?
昨日より一歩よくできることは何か?
この問いを持てるだけで、仕事の見え方は変わります。

稲盛哲学は、経営者だけのものじゃない!
仕事に疲れた会社員が、自分の働き方を立て直すための“考え方の武器”です。
以上、今日も残業お疲れ様でした★


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