こんにちは、くろさらです!
仕事をしていると、ついこう思ってしまうことがあります。
「自分の仕事をちゃんと終わらせればいい」
「言われたことをやっていれば問題ない」
「自分の担当範囲はここまで」
「とりあえず提出すれば、あとは相手が判断してくれる」
・・・。気持ちはめちゃくちゃ分かります!
会社員は毎日タスクに追われています。
メール、チャット、会議、資料作成、急な依頼、謎の確認、よく分からない差し戻し。
正直、自分の仕事を終わらせるだけでも大変です💦
でも、仕事で評価される人を見ていると、ただ自分の作業を終わらせているだけではありません!
相手が判断しやすいようにしている。
相手が動きやすいように整えている。
相手が不安にならないように連絡している。
相手の手戻りが少なくなるように考えている。
つまり、仕事を自分の作業で終わらせないんです。
ここで大きなヒントになるのが、京セラ創業者・稲盛和夫さんの経営哲学にある「利他の心」です。
稲盛和夫さんは、京セラを創業し、第二電電、現在のKDDIにつながる事業にも関わり、さらにJALの再建にも尽力した経営者です✈️☎️
「経営の神様」とも呼ばれる稲盛さんの考え方は、経営者だけのものではありません。
むしろ、日々の仕事に悩む会社員にこそ使えます。
この記事では、稲盛和夫さんの「利他の心」を、若手会社員にもわかりやすく、くろさら目線で仕事術に置き換えて解説します📝
稲盛和夫さんの「利他の心」とは?
利他の心とは、簡単に言えば、
自分だけでなく、相手や周りの人のためを思う心
です。
稲盛さんの思想では、人生や仕事で良い結果を生み出すためには、ものの考え方や心のあり方が大切だとされています。
特に、自分だけの利益ではなく、相手や社会のためを考える姿勢が大切にされています。
これを聞くと、少し立派すぎる話に感じるかもしれません。
「いやいや、そこまで高尚な気持ちで働けないよ」
「こっちは朝からメールでHP削られてますけど」
「利他とか言う前に、まず自分のタスクが燃えてます」
・・・分かります!
私も、朝からチャット通知が連続で鳴ると、利他より先に深呼吸です。
でも、利他の心は、何も大きな自己犠牲をしろという話ではありません。
仕事で考えるなら、もっと実務的に置き換えられます。
相手が判断しやすいようにする。
相手が動きやすいようにする。
相手が不安にならないようにする。
相手の手戻りを減らす。
相手の時間を奪わない。
これも、立派な利他の心です!
利他の心は「自分を犠牲にすること」ではない
利他と聞くと、誤解されやすいことがあります。
それは、
自分を犠牲にして、相手に尽くすこと
だと思ってしまうことです。
でも、仕事でそれをやると危険です。
全部引き受ける。
相手の都合に合わせすぎる。
無理な納期でも断らない。
自分の時間を削って何とかする。
困っている人を助けすぎて、自分の仕事が終わらない。
これを続けると、ただ疲弊します。
ブラック企業に洗脳されるとハマりがちな罠です。。。
ダメです!一歩引いて自分を俯瞰して見る技を身につけましょう💦
私としては、仕事における利他とは、

相手をラクにしながら、自分もラクになる工夫
です。
たとえば、最初に目的を確認する。
これは相手のためでもあり、自分の手戻りを減らすためでもあります。
途中で進捗を連絡する。
これは相手を安心させるためでもあり、自分への催促を減らすためでもあります。
資料を見やすく整理する。
これは相手が判断しやすくなるだけでなく、自分の評価にもつながります。
つまり、利他の心は、きれいごとではありません。
仕事をスムーズに進めるための実務スキルです。
仕事で評価される人は「相手の次の行動」まで考えている
仕事で評価される人は、単に作業が早いだけではありません。
相手が次に何をするかまで考えています。
たとえば、資料を作るとき。
評価されにくい人は、こう考えがちです。
「言われた資料を作ればいい」
「データを全部入れておけばいい」
「とりあえずページ数を増やしておけば頑張った感が出る」
「細かい情報も念のため全部入れておこう」
気持ちは分かります。
資料が分厚いと、なぜか安心します。
でも、見る側のHPは削られます。
一方で、評価される人はこう考えます。
この資料を見た人は、何を判断するのか?
最初に知りたい結論は何か?
迷わず判断するために、何を残して何を削るべきか?
次に動きやすいように、どんな選択肢を用意すべきか?
これはまさに、相手のためを考える仕事です。
仕事は、自分が頑張ったことを見せる場ではありません。
相手が判断し、動けるようにするためのものです。
ここを意識できると、仕事の質は一気に変わります。
利他の心を報告に活かす
報告でも、利他の心は使えます。
報告が苦手な人ほど、自分が話しやすい順番で話してしまいます。
「まず経緯がありまして」
「それで、いろいろ確認したんですが」
「一応、A社にも聞いてみて」
「あと、B案もありまして」
「ただ、まだちょっと整理できていなくて」
ここまで聞いた上司の心の声。
「で、結論は?」
はい。。。出ました。クソ上司のマウント取りにくる定番ワードです。
でも、これも上司が意地悪というより、相手が判断しにくい順番になっていることが原因かもしれません。・・・かもしれません。
私も修行中ですが、意固地にならず、広い心で相手の立場に立って考えるのも大事です💦
さて、利他の心で報告するなら順番はこうです。
【利他の報告の型】
- 結論:何が言いたいのか
- 理由:なぜそう考えたのか
- 選択肢:どんな対応があるのか
- 相談事項:何を判断してほしいのか
相手が知りたい順番で伝える。
これだけで、報告はかなり伝わりやすくなります。
報告は、自分が説明するためではなく、
相手が判断するためにするもの
です。
利他の心を連絡に活かす
連絡でも、利他の心はとても大事です。
仕事の連絡が遅い人は、本人に悪気がないことが多いです。
「終わってから報告しよう」
「まだ途中だから連絡しなくていいか」
「中途半端な状態で伝えるのも迷惑かも」
「ちゃんと整理してから送ろう」
これ、真面目な人ほどやりがちです。
でも、相手からすると、連絡がない時間は不安です。
進んでいるのか。
止まっているのか。
間に合うのか。
何か問題が起きているのか。
こちらから確認した方がいいのか。
相手の頭の中に、どんどん未完了タスクが増えていきます。
連絡とは、
相手の不安を減らす仕事
です。
完璧な報告でなくても大丈夫です。
たとえば、こんな一言です。
「現在ここまで進んでいます」
「〇時に一度、進捗を共有します」
「確認に時間がかかっているため、〇時までに回答します」
「現時点ではA案で進めていますが、B案も確認中です」
こうした途中連絡があるだけで、相手は安心できます。
利他の連絡とは、
相手を待たせたままにしないこと
です!
利他の心を資料作成に活かす
資料作成でも、利他の心はかなり重要です。
資料作成が苦手な人ほど、情報を全部入れようとします。
「一応これも入れておこう」
「念のためこのデータも載せよう」
「頑張ったから、この分析も入れたい」
「削るのが不安だから全部残そう」
その結果、資料が重くなります。
ページ数は多い。
グラフも多い。
文字も多い。
でも、結局何が言いたいのか分からない。
これは、作った本人は頑張っています。
でも、見る人には優しくありません。。。
これ、現場では結構頻繁に起こってるので注意です💡
利他の資料作成では、こう考えます。
相手は何を判断したいのか?
最初に見るべき結論は何か?
判断に必要な情報は何か?
不要な情報を削れているか?
次のアクションが分かるか?
資料は、自分の努力を全部見せるためのものではありません。
相手が短時間で理解し、判断できるようにするものです。
つまり、資料作成における利他とは、
相手の脳内デスクを散らかさないこと
です。
ここ、くろさら的にはかなり大事です。
利他の心を相談に活かす
相談でも、利他の心は使えます。
相談が苦手な人は、ついこうなりがちです。
「どうしたらいいですか?」
「これ、分からないです」
「A案とB案、どっちがいいですか?」
「ちょっと見てもらえますか?」
もちろん、相談すること自体は大事です。
一人で抱え込むより、早めに相談した方がいいです。
でも、相手に丸投げすると、相談された側の負担が大きくなります。
利他の相談では、最低限これを整理します。
【相談前に整理すること】
- 今の状況
- 困っていること
- 考えた選択肢
- 自分の仮説
- 判断してほしいこと
たとえば、こうです。
「A案とB案で迷っています。私は納期面からA案が良いと思っています。ただ、コスト面で不安があるので、判断を相談させてください」
これなら、相手は判断しやすくなります。
相談は、答えをもらう場ではあります。
でも、相手に考える材料を渡す場でもあります。
これも利他です。
利他の心は「評価される仕事」につながる
ここまで見ると、利他の心はかなり実務的だと分かります。
相手が判断しやすい報告。
相手が安心できる連絡。
相手が読みやすい資料。
相手が答えやすい相談。
相手が動きやすい段取り。
これらを積み重ねる人は、自然と評価されます。
なぜなら、周りの人がこう感じるからです。
「あの人の報告は分かりやすい」
「あの人に頼むと進めやすい」
「あの人の資料は判断しやすい」
「あの人は不安にさせない」
「あの人は一緒に仕事がしやすい」
仕事で評価される人とは、
相手をラクにできる人
でもあります。
能力が高いだけではありません。
相手の負担を減らせる人が、信頼されます。
くろさら式|利他の心を仕事で使う5つの型
稲盛さんの利他の心を、くろさら式に仕事術へ置き換えるなら、この5つです。
【くろさら式|利他の仕事術】
- 報告:相手が判断しやすい順番で伝える
- 連絡:相手を不安なまま待たせない
- 相談:相手が答えやすい材料を用意する
- 資料:相手が短時間で理解できる形にする
- 段取り:相手が次に動きやすい状態をつくる
この5つを意識するだけで、仕事の印象は変わります。
特別な才能がなくても大丈夫です。
相手の立場で少しだけ考える。
これだけで、仕事はかなり前に進みます。
明日から使える「利他の3つの問い」
では、明日から何をすればいいのでしょうか。
難しいことをする必要はありません。
仕事を出す前、報告する前、相談する前に、この3つだけ考えてみてください。
1. 相手は何を判断したいのか?
資料でも報告でも、相手が知りたいのは「あなたが頑張った過程」ではなく、判断に必要な情報です。
2. 相手は何に不安を感じるのか?
連絡がない、状況が見えない、期限が分からない。
こうした不安を先に減らすだけで、信頼されやすくなります。
3. 相手が次に動きやすい形になっているか?
資料を見たあと、報告を聞いたあと、相談を受けたあと、相手が次の行動を取りやすいかを考えます。
この3つは、仕事前にかなり使えます。
まとめ|利他の心は、相手をラクにする仕事術
稲盛和夫さんの「利他の心」は、経営者だけの考え方ではありません。
会社員の日々の仕事にも、そのまま使えます。
利他の心とは、自分を犠牲にすることではありません。
相手が判断しやすいようにすること。
相手が動きやすいようにすること。
相手が不安にならないようにすること。
相手の手戻りを減らすこと。
相手の時間を奪わないこと。
つまり、仕事で言えば、
相手をラクにすること
です。
そして、相手をラクにできる人は評価されます。
「この人と仕事がしやすい」
「この人に任せると安心できる」
「この人の報告は判断しやすい」
「この人の資料は分かりやすい」
こうした信頼が積み重なるからです。
明日から、仕事の前にこの3つを考えてみてください。
相手は何を判断したいのか?
相手は何に不安を感じるのか?
相手が次に動きやすい形になっているか?
利他の心は、きれいごとではありません。
仕事を前に進めるための、かなり実務的な考え方です。

仕事は、自分の作業で終わらせない。
相手がラクに動けるところまで整える。
そこまでできる人が、信頼される人です!
以上、今日も残業お疲れ様でした★


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