「老化するとがんになる」――これは動物にとって避けられない宿命と思われてきました。
でも、そんな“常識”をくつがえす生き物がいます。
その名もニシオンデンザメ。
なんと400年も生きるのに、がんにほとんどかからないという驚きのサメなんです!
この記事では、なぜこのサメがそんなに長生きで、がんにもならないのか?わかりやすく解説していきます!
1. ニシオンデンザメってどんなサメ?
- 北大西洋やグリーンランド近海に生息
- 寿命は約400年!
- 体長は最大7メートル、とにかく大きい
→ 脊椎動物の中で世界一の長寿記録を持つ生き物!
人間の平均寿命(80歳前後)と比べても、なんと5倍も長生き!しかもがんにならないなんて、本当に不思議ですよね。
2. がんにならない理由は?(仮説)
🧬 仮説①:免疫遺伝子が超強い!
東京大学・木下教授の研究によると、
- ニシオンデンザメは免疫に関わる特別な遺伝子を67個も持っている!
- これは他のサメの3倍以上
つまり、体内でがん細胞ができても、免疫がすぐに攻撃してくれる可能性があるということ。
🧬 仮説②:「p53遺伝子」に特別な変異
ドイツの研究チームによると、
- がんを抑える働きを持つ「p53」という遺伝子に、特別な変異がある
- この変異が、がん細胞の増殖をストップさせているかも?
ちなみに、ゾウも同じようにこの遺伝子をたくさん持っていて、がんにかかりにくいんです!
という感じで仮説思考は大事なのであなたも身につけておきましょう⏩️
3. 長生きの秘密は他にも?
ニシオンデンザメが長寿な理由は、がん以外にもいろいろあります。
❄ 低い代謝(=省エネモード)
- 水温2〜3度の北極海に住んでいるため、
- サメの体温も低く、エネルギーをあまり使わない
→ 老化の原因となる活性酸素が少ないと考えられています。
🐟 成長が超スロー
- 成熟するまで約150年もかかる!
- 一生をかけて、じっくりゆっくり生きるスタイル
→ 私たちの“時間のスピード”とはまるで別次元です。
👑 巨体&天敵がいない
- 巨大な体+深海生活=敵がいない!
- 安全に長く生きられる環境がそろっている
4. このサメは「未来の医学のヒント」かもしれない
- がんを自然に抑える遺伝子
- 老化に強い体の仕組み
これらは、私たち人間が克服できていない課題(がんや老化)へのヒントになる可能性を秘めています。
ニシオンデンザメのような生き物を研究することで、
- 新しいがん治療の開発
- 長寿社会への貢献
につながるかもしれませんね。
まとめ
ニシオンデンザメは、
- 400年生きる長寿のサメ
- がんになりにくい体質
- ゆっくり成長し、省エネで生きる
という“別次元の生き方”をしています。
私たちにとっては未知の部分も多いですが、未来の医療や健康のカギを握る存在かもしれません。
これからの研究に、ますます注目が集まりそうですね!

ブラック企業に搾取されて心身ともに削られていると細胞が傷ついてがんになってしまうかも・・・
なんだか悲しくなってきたのでこれで終わります。お疲れ様でした。。。
コメント