12月は気温の低下により冬物衣料の販売が好調で、多くの企業が前年同月比で売上を伸ばしました。
特に、ユニクロや無印良品、しまむらは2桁増を達成しています。ニトリ、アダストリアも昨年以上の売上を作っていますが、アダストリアの客数は若干の減少が見られました。
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2024年12月 アパレル各社の売上実績
ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対を表にまとめました📉
【昨対評価 ◎ 】5ヶ月連続で無印良品が二桁以上の伸びで売上好調!ユニクロ・しまむらも好調
【昨対評価 ◯ 】ニトリ、アダストリアも昨年以上の売上で好調◯
【昨対評価 ✕ 】なし
2023年12月 アパレル各社の売上実績
昨年のユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対を表にまとめました📈
昨年12月の各社の売上は全体的に苦戦していました。ユニクロ▲15.4%・無印▲9%落としていた分、今年は反動で売上を伸ばしていますね。
しまむらは2023年△2.4%、2024年△14.9%と2年連続で伸ばして絶好調ですね!
アパレル各社の売上構成要素分析(ユニクロ・無印良品・しまむら・ニトリ・アダストリア)
次は、「売上」を構成する要素「客数」と「客単価」を見ていきましょう💡
売上 = 客数 ✕ 客単価
ユニクロ、無印良品、しまむら、ニトリ、アダストリアの既存売上昨対に加えて、客数・客単価を追加しました📊
これにより、売上の要素「客数」「客単価」を分析することが出来ます。
2023年は苦戦しましたが、2024年は反動もあり売上を伸ばしています。
近年の値上げ傾向の煽りも受けて「客単価」は全体的に上がっています。アダストリア以外は客数も大きく伸ばしたことで大きく売上を伸ばしています。
2024年12月ユニクロの状況
12月の既存店+Eコマース販売の売上高は前年比 115.3%、直営店+Eコマース販売の売上高は前年比 116.7%となりました。 12月は、気温が低く推移し、防寒衣料が好調な販売となったことに加え、年末祭の販売も好調だったことで、既存店売上高は大幅な増収となりました。
※引用:ユニクロIR情報 https://www.fastretailing.com/jp/ir/monthly/
2024年12月無印良品の状況
2024年12月の売上高前年比は、既存店及びオンラインストアで115.3%、全店及びオンラインストアで124.2%となりました。
衣服・雑貨、生活雑貨、食品のいずれの部門も既存店ベースで2桁伸長し、なかでも衣服・雑貨は、前年冬物の在庫不足があった反動もあり高い伸び率となりました。
尚、年末休暇が前年より多かった影響は軽微と見ております。※引用:無印良品IR情報 https://www.ryohin-keikaku.jp/ir/monthly/
要因
- 前年冬物の在庫不足の反動が高い伸びに寄与
- 新商品の効果や事前に在庫を積み上げたことが奏功
特記事項
- 生活雑貨および食品を中心に前年実績を上回る
- 一部店舗で、インテリアアドバイザーが3Dシミュレーターを使って家具選びをアドバイスするサービスを展開
2024年12月しまむらの状況
当月度は、気温が低下したことにより冬物の販売が好調に推移し、昨年売上を上回りました。
アウター衣料では、JB「SEASON REASON」やインフルエンサーコラボ企画商品、キャラクター商品が売れ筋となりました。
実用品では、「FIBER HEAT」シリーズの肌着や寝具・インテリア用品が好調でした。※引用:しまむらIR情報 https://www.shimamura.gr.jp/ir/sales/index.html
好調商品
- インフルエンサーコラボ企画商品
- キャラクター商品
- 保温機能性肌着
- 寝具
要因
- 11月末の急激な気温低下に伴う需要増加
- 「ベビー・キッズフェア」の実施により、子供アウター衣料が集客に効果的
- 婦人アウター衣料では、デニムやシアー、チュール素材のアイテムが売れ筋
- 婦人肌着の新作商品の動き出しが良好
2024年12月ニトリの状況
12月度は、TVCM効果や気温の低下、ニトリ57周年記念創業祭等により、
リビングルーム、ベッドルーム家具、家電、寝具寝装品等の売上が好調に推移いたしました。
これらの結果、既存店売上高前年比は105.0%、全店では106.0%となりました。
期初からの累計では、既存店で前年比103.1%、全店では104.9%となります。
また、前年との曜日影響は、既存店▲1.4ポイント、全店▲1.5ポイントです。※引用:ニトリIR情報 https://www.nitorihd.co.jp/ir/performance/sales_2024.html
2024年12月アダストリアの状況
12月は気温の低下に伴い、冬物衣料の販売が進捗し、全店売上高前年比104.1%、既存店前年比101.4%となりました。 昨年に比べて休日が1日少なかった影響は、年末年始期間のため軽微であると試算しています。 ブランド別では、ニコアンド、スタディオクリップ、ローリーズファーム、レプシィム等が好調でした。 アイテム別ではニットや防寒アウターが人気です。服飾雑貨ではブーツやストール、生活雑貨ではホリデーシーズンアイテムやブランケットが好調です。
※引用:アダストリアIR情報 https://www.adastria.co.jp/ir/highlights/sales/entry-16314/
好調商品
- ニット
- 防寒アウター
- ブーツ
- ストール
- ホリデー向け生活雑貨
- ブランケット
要因
- 低気温により冬物商品の販売が進捗
- 価格の見直しとともに、セール期間でも過度な値引きを抑制し、客単価の改善
- ブランド別では、グローバルワーク、ニコアンド、スタディオクリップ、レプシィム等が好調
まとめ
12月は気温の低下により冬物衣料の販売が好調で、多くの企業が昨年以上の売上作りました!
特にユニクロ、無印良品、しまむらは2桁増を達成して好調を維持しています。1月は冬物のセール合戦かな??以上、報告します!
報告は以上です。
今日も明日も明後日も、理不尽なこの社会と会社に負けないで、頑張っていきましょうね!
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