【壁の向こう側💿️MV作成】|「相手のため」が独りよがりになる前に、聞いておきたいこと

🌱 人生を面白く

「相手のためにやったのに、なぜか喜んでもらえない。」

仕事をしていると、そんな瞬間があります。

早くやった。安くした。便利にした。見栄えも良くした。それでも、相手の反応は思っていたより薄い。

そんなとき僕らは、「何が足りなかったんだろう?」と考えます。でも、もしかすると足りなかったのは品質やスピードではなく、「相手が本当に見たい景色を聞くこと」なのかもしれません。

ブログ記事を曲にするという新しいことにチャレンジしています!是非一度でも視聴頂けると嬉しいです^^

MV『壁の向こう側』

今回の曲で描いたのは、「相手のために価値を作ること」と「相手の欲しいものを知ること」は、同じではないというテーマです。

MVの中には、一枚の壁が登場します。主人公は錐を握り、その壁に穴を開けようとします。穴が開けば光が入る。確かにそれは役に立つ。でも、その光を本当に相手は欲しかったのでしょうか。

「ドリルを売るには穴を売れ」の、その先

参考にしたブログ記事はコチラです📝

マーケティングでは「ドリルを買う人が欲しいのは、ドリルではなく穴である」とよく言われます。

商品そのものではなく、その商品によって得られる価値を見る。とても大切な考え方です。

でも、さらに一歩進めると疑問が残ります。

その人は、本当に穴が欲しいのだろうか。

穴から光を入れたいのかもしれない。向こう側の景色を見たいのかもしれない。声を通したいだけかもしれない。あるいは、そもそも穴なんて欲しくないかもしれない。

君が欲しかったのは
僕の開けた穴じゃなく
そこから朝を見られる
名前のない理由だった

「穴」も、まだ手段なんですよね。本当に知るべきなのは、その先にある、その人だけの理由です。

正解を作ることに夢中になると、相手が消える

白すぎる壁に線を引いて
ここが正しいと印をつけた
君の欲しいものも聞かないで
綺麗な丸だけ描いていた

経験を積み、知識が増え、成功体験が増えるほど「この場合はこれが正解」というものが自分の中にできていきます。

それ自体は悪くありません。むしろ仕事ができる人ほど、判断は速くなります。

でも、その正解が強くなりすぎると、目の前の相手を見る前に答えを出してしまう。ここが怖いところです。

「役に立つ」と「うれしい」は同じではない

役に立つことばかり覚えて
何のためかを忘れてしまった

便利にする。効率化する。安くする。品質を上げる。仕事ではどれも大切です。

でも、それがそのまま相手の幸せになるとは限りません。

売上の向こうにお客さんがいる。業務効率の向こうに働く人がいる。商品企画の向こうに、実際にそれを使う人がいる。

ここを忘れると、役に立つものは作れても、欲しいものは作れなくなります。

「光」が正しいとは限らない

このMVで大事にしたかったのが、光と暗がりの対比です。

光を売ろうとした僕は
眩しささえ決めつけて
君が選んだ暗がりを
間違いだと思っていた

ある人にとって快適なものが、別の人にとっても快適とは限りません。

明るい場所が好きな人もいれば、落ち着いた暗い場所を好む人もいる。にぎやかな場所が好きな人もいれば、静かな場所を好む人もいる。

どちらが正しいという話ではありません。違うだけです。

価値は、相手によって変わる。この当たり前を忘れないために、MVでは光と暗がりを対照的に描きました。

「100人の正解」より「1人の声」

君だけの声を聞く代わりに
百人分の答えを並べた

データも市場調査もトレンド分析も大切です。AIに聞くこともできるし、レビューやSNSから多くの答えを集めることもできます。

でも、百人の平均を調べても、目の前の一人が何を欲しいかは分からないことがあります。

だから最後は、本人に聞くしかない。

穴を開ける前に、聞く

今度は穴を開ける前に
君の見たい景色を聞かせて

ここまで主人公は、良かれと思って壁に穴を開けようとしてきました。技術も道具も経験もある。すぐに穴を開けることもできます。

でも最後は、ドリルを置く。そして、先に聞く。

「何ができるか」ではなく、「何を望んでいるのか」。

順番を変えただけです。でも、この順番ひとつで仕事はかなり変わります。

「答えを出す人」より、「一緒に探す人」

君が欲しかったのは
僕の答えじゃなくて
答えを探している間も
隣にいる誰かだった

誰かが悩んでいるとき、僕らはつい答えを出したくなります。でも、相手が求めているのは答えではないこともあります。

ただ話を聞いてほしい。一緒に考えてほしい。まだ決めなくていいと言ってほしい。

問題を解決することだけが価値提供ではない。「一緒にいる」という価値もあります。

壁は、壊さなくてもいい

もしも壁がなかったなら
僕らは出会えただろうか

壁というと、普通は壊す対象です。でも、壁があるからこそ向こう側を知りたいと思う。相手のことを知ろうとする。違いに気づく。

だから最後に主人公は、壁を全部壊そうとはしません。

君の声が通るほどの
小さな余白を作るため

全部理解しなくてもいい。全部同じにならなくてもいい。ただ、声が届くくらいの隙間があればいい。

くろさらメモ

この曲を一言でまとめるなら、

「ドリルを売るな。穴を売れ。その前に、景色を聞け!」

仕事ができるようになるほど、僕らは早く答えを出せるようになります。

でも本当に難しいのは、答えを出す前に「あなたは、どうしたい?」と聞くことなのかもしれません。

壁の向こう側に何があるのか。僕らには分かりません。

だから、穴を開ける前に聞いてみる。そこから始めても、遅くないと思うんです。

MV『壁の向こう側』

壁、雨、光、暗がり、そして最後に置かれたドリル。

一度目は物語として。二度目は、「自分なら、どんな景色を見たいだろう?」と考えながら見てもらえたらうれしいです。

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