「一生懸命がんばってるのに成果が出ない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
実はその原因、「がんばる方向がズレている」からかもしれません。
たとえば、お腹が痛いのに頭痛薬を飲んでいたら、治る確率は低いですよね?
このように、「正しい方法で考える」ことがとても大切。
それを助けてくれるのがクリティカルシンキング(論理的思考)です。
今回はクリティカルシンキングの問題解決編です!!
過去記事はコチラからどうぞ⏩️
1. 問題解決の基本ステップ「What→Where→Why→How」
ビジネスでも日常生活でも使える「問題解決の4ステップ」はこちら👇
ステップ | 意味 | 例(売上が下がった場合) |
---|---|---|
What | 問題の明確化 | 売上が10%落ちていることを確認する |
Where | 問題箇所の特定 | 新規客?既存客?どの層で落ちている? |
Why | 原因の追求 | 広告?商品?接客?どこに問題? |
How | 解決策の立案・実行 | クーポン発行、商品改良など打ち手を選ぶ |
2. 「思いつきの罠」
「売上が下がったから新規顧客を増やすぞ!」
と、いきなり解決策に飛びついてはいけません。。。
それは、問題が何かもわからず薬を飲むようなもの。
たとえば原因が「既存客の離反」なら、新規訪問してもムダですよね。
3. 問題解決でよくある3つの落とし穴
落とし穴 | 内容 | 対策 |
---|---|---|
① アウトプットとインプットの混同 | 売上という結果と、価格やプロモーションなどの手段がごちゃ混ぜ | まずは結果(アウトプット)を分解して分析! |
② 根拠のない決め打ち | 「きっとレジが原因だ」と直感で決めつける | 比較や数値で検証してから判断 |
③ 無目的な分析 | データを分類しただけで「で、何が言いたいの?」状態に | 分析の目的を明確にすることが大事! |
4. 解決のヒント①:「MECE」でモレなくダブりなく!
🔍 MECEとは?
- Mutually Exclusive(モレなし)
- Collectively Exhaustive(ダブりなし)
例えばカフェの顧客を「学生・会社員・主婦」ではなく、
「10代・20代・30代…」のように重複しない・抜けもないように分けることが大切です。
5. 解決のヒント②:「ロジックツリー」で体系的に考える!
ツリーのように上位の問題をどんどん下位に分解していくことで、
「見落としがなく」「説明もしやすい」構造が作れます。
コスト削減
├─ 原材料費
├─ 労務費
└─ 間接費
6. 因果関係を見抜くための3つのチェックポイント
- 時間的順序が正しいか?(原因が先・結果が後)
- 相関関係があるか?
- 第3の原因はないか?(共通する別の要因)
例:「海外旅行に行った子の成績が良い」→旅行が原因じゃなく、家庭の経済力が原因かも?
7. 解決策を立てるときの注意点
- 思いつきに飛びつかない
- 判断軸(コスト・効果・スピードなど)を決める
- 目的を見失わない(手段が目的にならないように!)
- 副作用にも注意を払う
まとめ
クリティカルシンキングとは、
「何が問題か?」「なぜ起きたか?」「どうすれば解決できるか?」を筋道立てて考える力です。
✅ 重要な考え方
- 問題解決の4ステップ(What→Where→Why→How)
- MECEでモレなくダブりなく!
- ロジックツリーで全体を見渡す!
- 因果関係を正しく見極める!
- 解決策の目的と副作用を忘れない!

🧠 クリティカルシンキングは「考える力の筋トレ」です。
ビジネスでも、学校でも、日常生活でも使える力をこの機会にしっかり身につけましょう!
以上、お疲れ様でした☆
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