「物価が上がってるのに、なぜセリアやニトリは増益なの?」
そんな疑問を持った人に向けて、今回は2025年度の小売業界の業績予測をやさしく解説します。
この記事では、
• なぜセリアが1割の増益を見込まれているのか?
• ニトリが円高でなぜ強いのか?
• 今後、小売業界はどんな流れになるのか?
わかりやすく🍆やさしく丁寧に紹介していきます!
1. セリアは「100均の王者」に!?
100円ショップのセリア(Seria)は、2026年3月期の税引き利益が前期比13%増と市場では予想されています。
なぜ増益なの?
• 100円均一価格をキープ:価格が明確で、買いやすい
• 物価高でも節約志向にマッチ:安くて実用的な商品が人気
• 仕入れ管理の徹底がカギ:コスト管理がうまくいけば利益がしっかり残る
→ 「安くて便利」が強い味方!
2. ニトリも円高で業績アップ?
家具・インテリア大手のニトリホールディングスも、今期は前期比4%の増益が見込まれています(税引き後利益:956億円)。
なぜ?
• 約9割の商品を海外から仕入れている → 円高になると仕入れコストが下がる
• 例:1ドル=152円 → 150円になるだけで年20億円の利益増!
さらに、
• 1ドル=160円でも黒字にできるよう、価格設計を工夫中
→ 為替に強くなってきている!
ただし、
• 前年は大型セールの反動で売上が3カ月連続で前年割れ
• 自助努力(工夫と努力)で収益を維持できるかが注目されています
3. その他の“注目企業”は?
✅ ハードオフ:リユースが好調
• 節約志向+中古市場の広がりで2ケタ増益の予想
✅ ワークマン:利益率重視
• 高利益商品に入れ替え進行中 → 税引き利益9%増見込み
✅ ヤオコー:食品スーパーでも強さを発揮
• 値上げで客単価アップ+割引で集客
• 惣菜など高付加価値商品が好調
→ 「安さ+品質+選ばれる工夫」が成功のカギ!
4. 百貨店や大手スーパーはどうなる?
三越伊勢丹:2%増益予想
• でも3月の売上は3年7カ月ぶりに前年割れ
• 円安効果のインバウンド(訪日外国人)消費に陰り
• SMBC日興証券は投資判断を1段階引き下げ
→ 高額消費がやや減速傾向に
セブン&アイ・イオンなどの総合スーパー
• 63社の集計で営業利益は前年比6%減(4年ぶりマイナス)
→ 小売全体としては“選別”が必要な時代に!
5. 今後の注目ポイント:M&Aと業界再編も進行中
✅ ユナイテッド・スーパーマーケットHD
• いなげやを完全子会社化
• グループ全体で仕入れコスト削減へ
✅ ウエルシア×ツルハ
• 統合時期を2年前倒し!
• 早期の相乗効果を狙う
→ スケール(規模)と効率化で勝負の時代
まとめ
2025年の小売業界は、
• 100円ショップのセリアや家具のニトリなど、“節約ニーズ”に応える企業が増益見通し!
• 一方で、百貨店や総合スーパーはやや足踏み状態
• 業界再編やM&Aが活発に進み、競争はますます激化
小売業界の“勝ち組”は「コストを管理し、選ばれる価値をつける」ことができる企業!
これからの買い物でも、「どの店が強いのか?」「なぜあの企業が人気なのか?」という視点で見てみると、ビジネスの面白さがグッと深まるかもしれませんね!
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